楽園のしっぽ (文春文庫 む 13-2)
楽園のしっぽ (文春文庫 む 13-2) / 感想・レビュー
優希
自然に囲まれた鴨川での生活が紡がれていました。米作りをし、動物の世話をし、自然体で日々を過ごすのに憧れます。
2020/08/31
hirune
一目惚れした馬と暮らすために農場を一から作り上げた村山由佳さんのエッセイ。米と野菜と玉子を自給自足し、たくさんの動物たちと暮らす田舎暮らし。山のような労働と色々な条件と柔軟な創意工夫の能力と強い意志がなければできないけれど、得られる喜びも大きい羨ましい暮らしです。馬がゴロンと横になって爆睡できるなんて、本当に楽園だなぁ^ ^村山さんの文章は好きになれそう。小説も読んでみたいと思いました。
2015/05/13
hisato
田舎暮らしに憧れてしまう内容です。そんな憧れだけでどうにかなるとは思ってませんが、読んでいくと物凄く楽しそうで、でも物凄く大変そうで、でも自分で生きてるんじゃないかって実感できそうです。 というか、村山由佳さん、物書きとは思えないほどハードワークな生活しているなぁと思います。この方の他の作品もそうですが、生きてるってことをよく考えさせられるものが多い気がしました。 それと 『いけないんだよ、悲しむから。』 途中にさらっと出てくる言葉ですが、この本の中で一番重い言葉でした。
2016/09/27
UK
初読み作品がエッセイなり。著者自身の田舎暮らしを描く。「地べたと食いもんさえありゃなんとかなる」そうして自由になれるから書きたいことが書ける、という著者の生き様がいい。媚びて生きてるもんなあ→自分。生まれて死に、そしてまた生まれてくる動物たちとの一体感もうなずけるものがある。安易にこの大変な暮らしができるとは思わないが、生命の自然なあり方を垣間見せてくれるなかなかに素敵な本。うん、小説も読んでみる☆
2016/10/25
佐島楓
エッセイ集。自然というものは、手なずけようとすればするほどままならなくなるというのを田舎暮らしから学ばれた村山さん。そして、作家としてのご自身も、また・・・。環境に作品が大きく作用することが顕著に理解できた。自分の信じる道をゆくことができる幸せとなぜか不安も感じた。
2014/08/05
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