魔 (文春文庫 か 36-1)
魔 (文春文庫 か 36-1) / 感想・レビュー
うにせん
私立探偵とサイコセラピストが、依頼人の事件を解決する。中編2つで、読み終わってからシリーズ物の三作目であることを知った。意識して、なのか、探偵の人間味や人となりがあまり伝わってこないので、特に愛着もわかない。前二作は長編のようなので、そちらから読むとまた違うのかも。博学だからか、大筋とは少し外れた話にも文字を費やす部分が読み進まず、一冊読むのがなかなか大変だった。謎解きの構成も含めて、頭に入ってこないのは、単に好みの問題かな。あとがきのエッセイはハードボイルドの知識がないので半分以上よく分からなかった。
2023/12/07
タク
再読。巻末のスペシャル・エッセイ「私立探偵小説と本格探偵小説」と、笠井作品が作風の全く異なる西尾維新や奈須きのこら後続のオタク作家に愛される理由を考察した小森健太朗氏の解説が小説そのものより面白い。
2011/07/22
α0350α
「転生の魔」を読むために一作目から再読してきました。本当は三部作で一作長くなりすぎたので二作で1冊にということはそれが「転生の魔」なんですね。再読しておいて良かったです。で、本編の話ですがどちらも意外な真相で面白かったです。
2018/01/25
あお
「追跡の魔」は、読んだことあるような気がしてしかたがない。初読みのはずなのに。黒マントに引っかかるんだよな・・・似たような話あったかな?
2014/06/24
ちょん
笠井さんの作品は初読み。が、とても読みにくくて困りました。話自体は、とても好きな路線なんですが、あと一味足りないような気がしてしまいました。ストーカーに摂食障害。
2012/03/04
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