私の身体は頭がいい (文春文庫 う 19-2)
私の身体は頭がいい (文春文庫 う 19-2) / 感想・レビュー
shiozy
哲学者にして武術家の内田樹の本である。武道に関する思い入れと解析が素晴らしい。小生は居合者であるが、「斬る」理論にことさら感心させられた。肩や肘を中心点とした剣の円運動ではなく、円の中心が絶えず移動し、円の半径が絶えず変化するような円で斬る。というような記述に膝を打つのである。
2016/01/12
おさむ
内田先生の昔の著作を読むと、最近の著作と比べ難解に感じます。2003年に発刊された本著は合気道を中心に身体を巡る様々な文章を集めたものですが、言い回しが哲学者し過ぎてます。この理屈をこねくり回す難解さに昔はとても惹かれたんですが、言葉遣いもわかりやすい最近の対談本に慣れてしまったのか、読むのに疲れました。もっと前に読んでおけばよかった笑。
2017/07/28
佐島楓
静かにエキサイティングな本だった。武道にこういう方法でアプローチを試みた作品を、私はほかに知らない(読んでいないだけかもしれないが)。名著。
2011/06/03
文章で飯を食う
ほとんど身体を動かすことのない自分には、羨ましいの一言に尽きる本。人生の何処かで、武道との出会いが有ればなあー。何故、他の事は、さして、羨ましく思わないのに武道については、これ程、後悔するのだろうか。謎だ。
2015/12/05
さきん
頭だけが酷使される、養老孟司氏のいう脳化社会が進む中、身体を再発見することは重要だ。合気道まで打ち込めば、身体の可能性の広さに驚くであろう
2015/07/06
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