文庫本福袋 (文春文庫 つ 14-2)
文庫本福袋 (文春文庫 つ 14-2) / 感想・レビュー
緋莢
入院中に読んだ正岡子規『病牀六尺』、単行本刊行からほぼ二十年を経て 文庫化された小林信彦・荒木経惟『私説東京繁昌記』、単行本、文庫を買っても新聞連載時の切り抜きを捨てられないと書く赤瀬川原平『ゼロ発信』・・・小説、エッセイ、評論などの話題作、古典、埋もれてしまいがちな作品などを本読みの達人が紹介する文庫本読書案内。
2016/12/16
モリータ
◆週刊文春の連載中、2000年〜2004年までの記事を集めた一冊。100頁程読んで長らくそのままになっていたが、引っ越しを期に読み切る。◆お勉強的な読書はほっといてもしなければならず、最近は小説もあまり読めていないので、ためにしない読書(読みたい本のリストアップややかつて読んだ本の思い返しも含む)の楽しみが手軽に得られて嬉しい。◆文春の宮崎哲弥の「時事砲談」やSPAの坪内✕福田の対談コーナーもなくなってしまったが、文春の二十数年の読者としてはこれと能町みね子の「言葉尻とらえ隊」を楽しみにしております。
2019/08/17
りん
坪内祐三さんは、一見難しく聞こえる本も自分なりの切り口で語ってくれるから、読んでなくとも面白いと思わせてくれる。分厚いのに意外となんなく読める一冊です。
2011/11/05
コホン
こういう本の場合、自分の好みとあって「読みたい」と思わせるものとそうでないものがあるけれど、今回は前者で、買おうと調べてみたら「絶版」尽くし。どうして?ら文庫本って、見たときに買わないと二度と買えないと思って私も、ついついどか買いしちゃうんだけど、絶版にするのが早いよねぇ。
2014/12/29
藍鼠
紹介本のたぐいは興醒めするのがいやであまり手に取らない質なのですが、この本は詳しすぎないのがよいです。作品の内容よりもその周辺事情や作者への愛着に重点がおかれており、読書への動機となりえました。
2011/01/07
感想・レビューをもっと見る