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街場の現代思想 (文春文庫 う 19-3)

街場の現代思想 (文春文庫 う 19-3)

街場の現代思想 (文春文庫 う 19-3)

作家
内田樹
出版社
文藝春秋
発売日
2008-04-10
ISBN
9784167717735
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街場の現代思想 (文春文庫 う 19-3) / 感想・レビュー

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おさむ

途中でなんか読んだことあるなあと思ってたら、やはり去年読んでました! 読メは再読かどうかが分かるのが便利ですね(笑)。改めて読むと、養老孟司さんと似た印象。独特の視座と揺るぎない自らの哲学への自信が、読者にとっては心地好いんでしょう。古今東西の映画を用いた比喩も内田センセイらしさですね。

2016/01/02

佐々陽太朗(K.Tsubota)

内田氏が様々な疑問や相談に対し、論考を披瀝する形で記されている。我々が普段、常識と考えていることが実は全くの勘違いであって、単なる思いこみに過ぎなかったことに気付かされる。自分がこれまで如何に一般に常識と思われていることを刷り込まれ、そのことが物事の本質を視る障害になっていたかに気づき愕然とする。しかしそれはたいへん痛快な経験である。読みながらハッと思った箇所に付箋をつけていったが、それは18カ所にも及んだ。何度も読み返すべきかもしれない。『街場の教育論』その他のご著書についても是非読ませていただきたい。

2011/10/23

やっち@カープ女子

著者の哲学的な思考が好きだし、この書は人生の悩みQ&Aの章もあり興味深く読めた。転職、結婚、離婚を考えている人、特に暗~く悩んでいる人にはこんな思想もあるのだと参考になると思うのでおススメの一冊。続も読みたい。

2016/04/09

tokko

まず「文化資本」という言葉が面白い(恐ろしい)。僕も多かれ少なかれ「この本は読むべき本」「これは聴くべき音楽」など「◯◯するべき△△」という心理構造が働いている。階層を上昇しようという意識はそれ自体が階層化を幇助しているとは…。それと内田先生ほど人生相談にのっていただくのに最適な人はいないですね。普通なら「う〜ん、確かにそうだね。何でだろうね…。」としか言えない問いでも、ズバズバと答えられる。快刀乱麻を断つとはかくの如しでしょう。

2016/02/22

花男

視点が面白い。 若い人に欠けているのは、知識でなく、自分の持っている知識がどのような知識で、どのような知識でないかの認識である。 文化資本には家庭で獲得された趣味や教養と学校教育において獲得された知識、技能がある。 この格差はうなずける。 天才は解答不能の難問に立ち向かう時は話を逆にしてみる技法をつかう手塚治虫の例がとても面白い。

2022/05/15

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