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サラン・故郷忘じたく候 (文春文庫 あ 49-1)

サラン・故郷忘じたく候 (文春文庫 あ 49-1)

サラン・故郷忘じたく候 (文春文庫 あ 49-1)

作家
荒山徹
出版社
文藝春秋
発売日
2008-06-10
ISBN
9784167717858
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サラン・故郷忘じたく候 (文春文庫 あ 49-1) / 感想・レビュー

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tellme0112

おもしろかったー!司馬遼太郎の本当にそうでしたかねえ?的な話。しかも現代日本に刺さる、刺さる。パワハラ蔓延、技術者への尊厳がない…まさに、今じゃん!最低賃金割る工賃しかもらえないとか。この作家面白い。歴史物はもともと読むつもりなかったのに、最下層の人間を描くとか、すごく面白かった。

2018/10/14

yamakujira

秀吉の朝鮮出兵に運命を狂わされた人々をえがく6編の短編集。「耳塚賦」では朝鮮の武将に嫁いだ日本人妻の悲運に、「何処か是れ他郷」で朝鮮に味方した日本人武将の苛立ちに、侵略の非を見ながらも、「巾車録」では因果応報を感じる。さらに「故郷忘じたく候」「匠の風、翔ける」「サラン 哀しみを越えて」で特権階級が民衆を虐げる朝鮮の圧政を知ると、解放軍となり得た朝鮮出兵の無定見が惜しまれるけれど、朝鮮出兵を正当化する嫌韓小説ではない。李氏朝鮮の階級社会を、階層分化が進む現代日本に重ねるのは大げさだろうか。 (★★★☆☆)

2019/11/19

ホレイシア

やっぱり荒山氏はいいわー、抑制の効いた文章がかえって彼の情熱を伝えてくる。韓流にはまったく興味がわかなかったが、さしずめ私版朝流とでもいいますか。だったらもっと読めよって、105円ゲットをねらってるもので、なかなか。

2010/03/13

goldius

山田風太郎の「魔界転生」の前日譚があるぜよ!

2008/10/19

ソルト佐藤

骨太な時代小説。とくにラスト前の工匠の話は熱い!!だが、ラストの話で余韻を台無しにする(笑 これが荒山徹なのかー!解説は電波なので気にしないが吉。

2008/08/29

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