古事記を旅する (文春文庫 み 32-4)
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古事記を旅する (文春文庫 み 32-4) / 感想・レビュー
あまね
いつか古事記に縁のある神社を巡ってみたいと思っています。御息女の三浦しおんさんから『古事オタ』と呼ばれるお父様の三浦先生の旅行記なので、なかなか読み応えがありました。特に日本海側のエピソードやご説明は、本当に興味深くロマンを感じました。そして、いい意味で、時々本音をズバッと仰るところが微笑ましかったです。
2020/03/10
りー
日本各地の古事記関連の神社や場所を巡る紀行文。北九州・出雲・越、川を遡上して諏訪を繋ぐ文化圏を探っています。良い感じに力が抜けているのに内容充実。神社って、タイムカプセルなんだー!!と、しみじみ。考えてみれば、文字以前の口承文化まで神楽として残っているって、凄い。ワクワクしました。文庫化で写真が大幅カットされたそうで、ハードカバーでも読んでみたいです。ところで、古代出雲の海の幸として「入鹿、和邇(以下略)」と書かれていて、ん?蘇我入鹿の入鹿?と今更、認識。輪くぐりとかジャンプとか・・イルカ様!イメージが!
2018/10/15
とむ
古事記にまつわる場所を、古事記のエピソードを交えながら分かりやすく紹介している。まさに旅をしている気持ちになる。実際にその地を訪れてみたい。
2020/10/15
なおこっか
古事記のみならず、日本書紀、風土記の記述も参照できるので、より複合的にかねての時代の幻視旅に浸れた。日本海側の文化圏、太平洋ルート、ヤマト、の3地域に分けて紹介された中で、最近何度か旅した奈良方面(ヤマト)は勿論、今まであまり縁のなかった日本海側に強く惹かれた。太平洋側はヤマトタケルくらいしか来てくれないので少々寂しいw が、長距離の移動と伝播には感嘆する以外にない。そして明治にいかに強引に、歴史にレッテルを貼ったのか…。時に毒とお茶目を吐く文章は、けしてわかりづらくはないですよ、しをんパパ。
2017/09/13
あきいら
思いのほか気づきの多かった本。この著者の他の著作も読んでみたい。
2017/06/30
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