サバイバー・ミッション (文春文庫 お 43-1)
サバイバー・ミッション (文春文庫 お 43-1) / 感想・レビュー
優希
サイコ・サスペンスということで、ミステリー要素とSF要素が絡んでいて面白かったです。多少違和感は感じましたが。
2021/01/23
R2
「私は対話型の知的エージェントだ」三次元ホログラフィーのドクター・キシモト。ロボットってことでSFなのに、対話型ってところがすごく人間的。物語では、主人公の利津は犯罪者を追っている。警察官だからこそ犯罪者が誰なのか、何故犯罪を犯したのかこと細かく調べている。その「犯罪者のことを知りたい」って感情が、恋人の相手を知りたいって気持ちに似ていると思った。ただのホログラムのドクター・キシモトのことだって、過去が有ればどんな人なのか知りたい。その人の過去(生い立ち)って大事だな。
2016/04/06
ENAK
『DZ』が結構面白かったように記憶していたので、二冊目の小笠原作品。う~ん…読み難かった。“精神は単一ではなく、編縁欲求と確信欲求が絡まりあい、葛藤し合う、内部闘争的プロセスであるとみなされる。このダイナミズムを…(以下省略)”こんな風にちょいちょい難しい箇所があるんだけど、理解出来ないのって私だけなんだろうか?(そう言えば『DZ』もそんなカンジだった気もする。)つまらなくはないけど、頑張って読了した努力が報われる程の面白さはなかった。解説に『羊たちの沈黙』との記述があったが「あ~!確かに」と同意。
2014/02/20
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どう収束するのかと思いながら読んでいたら思わぬ結末に。リアリティのある細かな描写が、この作者の魅力。しかし、渋井は国家権力が黒幕だとミスリードさせる為に殺したんだろうが、真犯人にはできないだろうし、無理が生じてるな。
2015/01/03
月守青蓮
首切り死体や脳みそが出てても平気でないとまず読めないかな。この作品はサイコサスペンスとSF(近未来の話)が混じった内容だった。この作品の後に「タロットの迷宮」があるけど、やっぱり巻数通りに読んだほうがいいだろう。個人的に名コンビだと思う。
2009/06/09
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