白夜街道 (文春文庫 こ 32-2)
白夜街道 (文春文庫 こ 32-2) / 感想・レビュー
absinthe
六本木周辺での格闘、そしてロシアへ。今作は後半がロシア国内。前作で頼りなかった公安の倉島は、前作でのヴィクトルの影響で覚醒し、パワーアップ!頼もしいぞ。今回ヴィクトルと同レベルの特殊戦術の熟練者がヴィクトルと戦い事になるのだが、それが誰かはお愉しみ。どの人物の行動にも、他にやりようがあったのでは?という余地が残っていしまい、今一共感できなかった残念さはあるものの、ラストの戦いには読みごたえがあった。
2024/01/15
KAZOO
このシリーズ2作目です。前回のロシアの殺し屋が今回はボディーガードとして入国します。その後、外務省の関係ありそうな職員が死んでその原因究明のために、モスクワまで主人公たちが出向きます。そこでまた関係が込み入った事情になりますが最後はどうやら解決していきます。民主化運動が絡んでいるようです。作者もよく勉強されている気がします。
2019/01/03
さっとん
倉島警部補シリーズ2作目。 今回もどちらかと言うとヴィクトルを中心に話が進みますが、倉島警部補の成長も見どころです。 話の展開としても中盤までは先が見えず、どう転んでいくのかワクワクしながら読み進め、終盤はどんでん返しはないものの(多少の驚きはありますが)手に汗握るアクションシーンを堪能できました。 最後の倉島とヴィクトルの距離が近づいた感じや、ヴィクトルとエレーナの関係性など次作への期待が膨らみます。
2020/03/20
yomineko
また会えた日露ハーフのヴィクトール💖エレーナも日露ハーフ😊親友のマレンコフが???そしてヴィクトールをボディガードに雇うペデルスキーの思惑は?執筆当時、カザフスタンはまだ初代大統領だったのか。日本人がロシアについ親しみを感じてしまう理由は街の雰囲気とジェスチャーを交えない会話(笑)本当に!!!著者はロシアに詳しいので大変光栄。全く感想になっていないが、次作もとても楽しみです😊エレーナは拉致られ、外務省の川中は殺され。でもロシアあるあるな気がする。。。嫌だけど。
2024/03/12
やま
警視庁公安部外事一課、倉島達夫警部補の活躍の物語です。4年前に、父親が日本人で母親がロシヤ人のヴィクトル・タケオビッチ・オキタは、ヤクザの津久茂が、KGB時代の上司であったオギエンコのもとから美しい少女エレーナを日本へ連れて来られたのを助けて、ロシヤに戻ってきた。いまヴィクトルは、KGB時代の同僚であったマキシム・マレンコフが経営する警備会社「ムサシ」に警護員として勤務している。
2023/07/20
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