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希望 (文春文庫 な 55-1)

希望 (文春文庫 な 55-1)

希望 (文春文庫 な 55-1)

作家
永井するみ
出版社
文藝春秋
発売日
2008-12-04
ISBN
9784167753221
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希望 (文春文庫 な 55-1) / 感想・レビュー

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優希

読み応えがありました。少年犯罪から様々な心理が連鎖的に紡がれていくようです。老婦人連続殺人事件周辺の人々の心の闇が描かれていました。加害者の少年と、被害者の孫たちの考える復讐。最後まで悪事として犯罪が描かれないのには違和感を感じます。謝罪はしても、淡々すぎて逆に恐ろしいところでした。もう少し心の中を見てみたいと思わされます。心の闇を描くのであれば、掘り下げ方が若干不足している気がしました。最後に前を向こうとしている姿には「希望」という言葉が相応しいと思います。

2016/04/27

マイマイココア

3人の老女を殺害して、逮捕された15才の少年、友毅。19才になり、少年院から出てきて、普通に生活しているときに何者かに襲われる。加害者の家族、被害者の家族。それぞれの複雑な思い。友毅を襲った人物は誰なのか?読み応えあったけど、なんか最後は納得行かない。

2016/07/10

KAN

動機が理解できなかった。狂気ゆえか。長いと感じてしまった。

2017/05/06

つきみ

少年犯罪をこういう展開で書くのは新しい。罪を犯してしまった少年とその家族、被害者遺族、カウンセラー、刑事に雑誌記者と役者が揃った割に盛り上がりに欠ける感があり、やや残念。

2013/01/10

まるるこ

分厚い読み応えのある本でしたが、最後に出てきた真相はそこだったの?って感じでした。 少年犯罪をテーマにしたものだと思いますが、最初の老女連続殺人事件の犯人の気持ちは最後まではっきりわからないし、展開は面白かったが、詰めが甘いというか・・・・ 結局、犯罪というのは、被害者だけでなく、加害者家族、被害者家族をみな不幸にするものだということか。 主人公の肉食系カウンセラーの先生も魅力的だったけど、過去、父親を少年によって殺害された事件については、あいまいな結末だった。 ちょっと不完全燃焼・・・・

2014/11/18

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