シティ・マラソンズ (文春文庫 み 36-3)
シティ・マラソンズ (文春文庫 み 36-3) / 感想・レビュー
いつでも母さん
今日は『東京マラソン』の日。それに合わせたわけではないが・・マラソンは大嫌い。でも観るのは好き。駅伝はもっと好き(笑)市民ランナーの息子の応援に出かけまくった事が懐かしい。このお三方だから、ただの『マラソン』では無いなと文庫まで待ち、しかも今頃読了。やはり期待は裏切らなかった。しかし、私は走らない(笑)昨今のマラソンブーム?凄いです。皆さんカラフル。いろんな思いと・形から入る市民ランナー増加も頷ける。応募が多くて抽選があると云うのもビックリの私。走る方も観る方も怪我なく樂しんで欲しいな。
2015/02/22
takaC
『マラソン三都物語』と題された本も実在していたのか。商品(この文庫や単行本)と中味は同じなんだろうけど読みたいかも。
2013/07/29
ヒロ@いつも心に太陽を!
すごくいい短編集だった!走ることに何の興味もないし、ただただ執筆陣の名前と通勤に読むのに適した薄さというだけで買った本だったのだが、読み終えた今は「春になったら、私も走ろうかな」って思えちゃうくらい、風を感じ地面を踏みしめながら走る喜びを想像している私がここに!今の私の気分だと、「フィニッシュ・ゲートから(あさのあつこ)」「金色の風(近藤史恵)」「純白のライン(三浦しをん)」の順で好きと感じたかな。「マラソン大会って楽しそう!」と思えたのはしをんさんの作品だけど、今はこの順。よーし、走るぞっ!
2014/03/08
あすなろ
年始に読もうと積んでおいたアンソロジー。題名のとおり、各シティでのマラソンを描く。ニューヨーク・東京・パリ。それを、三浦しをん・あさのあつこ・近藤史恵の各氏が描くのだから堪らない。全く甲乙を付けられない。どれも素敵でランニングをしたくなる事請け合い。昨年始めたランニング。というか、まだウォーキングから進化したゆるジョギングの状態だが、無理せず続けていこう。なお、その意味で僕のランへの気持ちの代弁を一番していたのはラストの近藤史恵氏のパリの短編かな。
2022/01/05
みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます
三浦しをん、あさのあつこ、近藤文恵の3氏が、ニューヨーク、東京、パリのシティマラソンをそれぞれの舞台にした作品で競演。マラソン大会の情景をふんだんに盛り込み、その魅力とともに主人公の再生を描いた三浦作品が、本書の企画意図からするとベストだと思うが、あさの、近藤の両作も、友や周りの人たちへの葛藤や、競技への挫折感を静かに乗り越えていく人間ドラマが胸にしみる良作で、どれも甲乙つけがたしというのが率直な印象。主人公たちが踏み出す一歩に背中を押され、前向きな気分にさせられると同時に、走り出したくもなる一冊だった。
2014/06/11
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