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Op.ローズダスト 中 (文春文庫 ふ 27-2)

Op.ローズダスト 中 (文春文庫 ふ 27-2)

Op.ローズダスト 中 (文春文庫 ふ 27-2)

作家
福井晴敏
出版社
文藝春秋
発売日
2009-02-10
ISBN
9784167763022
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Op.ローズダスト 中 (文春文庫 ふ 27-2) / 感想・レビュー

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シ也

“マル六の作業玉”と並河の密会と丹原に接近する一功が描かれる冒頭。丹原と一功が袂を断つきっかけとなった「LP」が描かれる中盤。でも個人的に一番興奮したのは最後の方で丹原を救出するために羽住と手を組んだ並河がダイスと戦いを繰り広げるシーン。特に上層部の思惑で何も知らない現場(銃器対策部隊)がダイスの本丸で睨み合いからの乱闘に移行するシーンでは、上層部と現場の連携の取れていなさと突入シーンが描かれ、警察小説ファンとしては生唾ゴクリものの連続だった

2015/12/17

KAZOO

この中盤では過去のことがかなり明確になってきます。福井さんの書き方は非常に私に合っている感じがします。今の若い人にはあまり合わない感じもしますが、これだけ詳しく書かれると読後感も非常に印象に残るものになります。

2014/09/23

hrmt

自分の頭で考える事を放棄して数十年の日本。都市部で発生したテロによって右へ右へと世論が誘導されていく様子は如何にも有り得そうで恐ろしい。個人的復讐だけでは到底収まりきらない憂国の裏事情が少しずつ見えてきましたよ。いよいよ最終巻へ〜

2017/03/12

姉勤

俺は先に目覚めたんだよ、耐え難い痛みによって。その痛みを国民に共有して差し上げよう。テロリストと護る側。幼馴染に似た境遇を過ごし、繋いでいたものが欠落することで袂を分つ過去。正常の名の下に行われた殺人。隠蔽された無法。贖いきれない過ち。見目麗しい平和の陰の、汚物を溜め込んだハラワタを白日に晒し、炎によって浄め戦後を清算する。過去の怨念返しが勝るか、新たな人間関係に見出した、かけがえの無さか。湾岸副都心が舞台ゆえ、「踊る大捜査線」の時代にもリンクするが、ぬれ煎餅をゲンコツ煎餅にしたような物語は、最終段階へ。

2024/11/14

gonta19

2009/2/14 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。 2013/3/6~3/12 朋希とローズダストの過去の確執が明らかになりつつ、現在の戦いも緊迫してくる。下巻でどういうふうにストーリーを畳み込むのだろうか。楽しみである。

2013/03/12

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