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オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫 の 16-1)

オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫 の 16-1)

オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫 の 16-1)

作家
能町みね子
出版社
文藝春秋
発売日
2009-08-04
ISBN
9784167773038
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オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫 の 16-1) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

このタイトルで書かれていたブログをまとめたもの。ご本人によるイラスト付き。彼女(彼?当時はまだペニスがあった)のこれまでの来歴とOL生活が語られる。驚くのは、なんと戸籍上は男性のままOL生活を続けていたこと。書類審査はともかく(これだって結構苦労している)面接試験もあるのをかいくぐって。しかも、同僚のOLたちにも見破られることなく(おそらくは)。数々の苦心譚が、きわめて軽妙なタッチの文体で綴られる。彼女の人柄もあって、そこに深刻さはない。いい意味で軽やかなのだ。世の中には悩んでいる人も多いのだろうが。

2019/08/11

ブログの書籍化なので読みやすい。能町 みね子さんが女として生きていくにあたり、昔の同級生や親御さん等周囲の人たちの反応がそれぞれ自然で、なんだかんだ皆受け入れてくれるところが良かったです。

2018/11/10

あつひめ

新聞の書評欄でみて手に取った。あとがきまで来て2009年だったから、能町さんの今が気になりネットで検索。いろんな場面で活躍されているようで安心しました。自分の気持ちに正直というか何も考えずに受け取った性別で生きてきた私にとって、性同一性障害の方の心の負担と言うものを今回初めて目の当たりにしたような気がします。テレビなどでいろいろ言われていても、OLという身近な職業をすると言うことが女性として生きたいと言う現れのような気がして。いろんな生き方をしている人たちがいる。いろんな意見もあるけど自分に正直が一番。

2013/04/23

ネギっ子gen

NHKの朝のラジオ番組「すっぴん」の新パーソナリティに決定した時、「サンキュー・タツオさんと並んで、この方もいいねぇ。NHKのグッドジョブかな」と連れ合いに話すと、 「どんな人?」と聞かれたので、「NHK的には相撲オタクになるかなぁ、あ、こんな本もあるよ」と連れ合いに見せる。読後は「面白かった!」とのことなので、自分も、再読するかと。「性同一性障害」という病名に抵抗感を持ち、ただ「楽な方に流れてこうなっただけッス」というスタンスに共感。学生の頃、主語のある会話できなかったと。そう、自分も主語抜きになった。

2019/08/31

bluemint

キワモノのような題名だが、素直な書き方に好感を持った。 特殊な自分についての戸惑いや、他人に対して、会社・家族・友人に対しての揺れ動く感情を細かくわかりやすく述べている。絵も上手。

2017/03/22

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