悪い兄たちが帰ってきた 東京ファイティングキッズ・リターン (文春文庫 う 19-6)
悪い兄たちが帰ってきた 東京ファイティングキッズ・リターン (文春文庫 う 19-6) / 感想・レビュー
かりんとー
再読。「第三者論」「宏大な共生感」。今回はここが印象に残った。
2016/05/03
ウチ●
人間というのは「出会うことの困難な相手」を受け取り手に擬したときの方がものを作り出すパフォーマンスが高くなる、そういう不思議な生き物。その通り。本書でも繰り返し俎上に上る「無時間モデル」の対極にある道理です。ただ、心配というか、非常に絶望的に感じるのは無時間モデルを環境として成長した世代は既にダイアローグなど不要の物、自分の発した言葉は不変で変更の余地がないと感じる人が増えているのかと。出会いの困難を乗越えて力作を手渡しても通じない。悲しいかなこれは近年、日々の業務の中で常に感じていることなのです・・・。
2014/06/15
Yasushi I
内田樹、平川克美が交換書簡の形を通じて、言葉、思想、生き方について話を広げていく。とても面白かったが、少し内容が広がり過ぎた感があった。
2018/06/28
Gatsby
単行本を読んでいたので再読となる。内田先生の本は、何度読んでもおもしろい。「なるほど」と思うところが、新たに出てくるのが楽しくて、文庫本が出るとまた買って読んでしまうのである。
2010/02/15
ひろみ
読み終わったら折り目だらけになりました。 100人が100人賛成の理念がなぜ実現できないか…自分を勘定に入れない理念だから アメリカ問題の専門家はアメリカを欲望している人ばかり… 植民地における語学教育は必ずオーラル中心 両義的な意味を詮索するのが面倒になって、ワンフレーズで人間を理解したがる。それこそが問題なのだけど… などなど
2012/07/13
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