天皇の世紀(2) (文春文庫 お 44-3)
天皇の世紀(2) (文春文庫 お 44-3) / 感想・レビュー
とおる
面白い。修好通商条約に井伊直弼は必ずしも乗り気ではなく、現場の岩瀬や堀田が先導したなど知らなかった事が続々。しかしようやく安政の大獄終わりましたわ。読み応えあります。「親思ふこころにまさる親ごころ けふの音づれ何ときくらん」…松陰先生!
2011/02/16
じろう
一巻同様詳細を極めた維新史。今回は井伊直弼と水戸藩の動き。現在の日本政治も上の方では似たような駆け引きが行われているのかもしれない。ただ、この時期から下士や市井人も政治的発言をするようになってきたものらしい。大獄でやられた梅田雲浜は貧困に妻子を苦しめても主義を貫く偉い人と思っていたが、この頃はもう金持ちで、そういうのはプロパガンダだという気がする。至誠の人吉田松陰も雲浜のことは胡散臭く見てるし、いわゆる煽りやなんだろう。こういう人今でも多くいる。
2024/01/11
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