DANCER ダンサー (文春文庫 し 50-1)
DANCER ダンサー (文春文庫 し 50-1) / 感想・レビュー
nobby
「愛もなく、なぜ造った」少し前の映画のキャッチコピーのままに、人間の驕りにひどく憤るばかり…遺伝子工学研究所での惨劇を起こしたのは“ダンサー”という生命体。その脅威は「グフ…」「サル…サ…」と声を発しながら、美しき踊り子へと徐々に迫る…もう展開や正体など予定調和で分かりやすく進むのを一気に楽しめる秀作♬同時に描かれる微笑ましい家族愛は心に熱く爽やかだ。各々が自らの決着をつけるべく、トドメを刺す場面も心地よい。それ故に、怪物が終盤で見せる弱さ・優しさが余計に哀しい…何と言ってもジャック…そしてジャック(笑)
2020/06/09
はつばあば
人の探究心は素晴らしいものだが、再生医療がどこまで許されるのだろう。死というものがあってこそ人だと思う。クローン、DNA操作など人が侵して良い分野なのだろうか。それにしても相も変わらず好い男ですね有賀とジャックは。男性のロマン?粋?が充分にあふれて心を掴む。但し最初の2章までが読みずらかった。はつとて昔の乙女。グロい部分は^_^;。でも若返ったジャックとロマンスグレーになった有賀のその後が読んでみたい。次はGEQ 。災害に関する陰謀?の世界に飛び込みます(*^_^*)
2015/04/08
マムみかん(*感想記入少なめです*)
フリーのルポライター有賀雄二郎が活躍するシリーズは、やはりどれも面白いですね~! 花粉症でモヤッた頭でも一気読み!! エログロ、謎の生命体、スリリングなハンティング、そして涙…(泣)。 今作は再生医療という重いテーマも含まれ、とても考えさせられました。 神の領域に踏み込む恐ろしさ。 命には、真摯な態度で臨まねばなりませんね☆
2016/03/09
Aiichiro Nakajima
ジャーーック!!バイオハザード的な入りでしたが、終わりはしんみり感半端ないっす。また、有賀さんと再会できたらいいな✨柴山さんの作品制覇しますわ。GEQへとつにゅー
2016/12/18
きっしぃ
カッパとウルフの間にこんなことがあったのか。ジャックと志摩子のこともやっと繋がったー!大学の研究所から脱走した"ダンサー"、サルサこと志摩子に迫る危険。トランスジェニック、キメラ、クローン、この辺はちょっと難しくてよくわかんないけど。人間のエゴで産み出された命。人間は全能じゃない。RYUも早めに読も。
2020/08/17
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