それってどうなの主義 (文春文庫 さ 36-8)
それってどうなの主義 (文春文庫 さ 36-8) / 感想・レビュー
takaC
面白いには面白いのだけど書いたのが斎藤美奈子なことをふまえるとちょっと普通なような気もしなくはない。
2017/05/17
佐島楓
「日本ってヘンな国だよなぁ」と日本人である私も首を傾げてしまうような内容だった。あとはなんかもうひたすら吹いてくたびれた。ドリトル先生シリーズって今の若い人(大学生以下くらい?)は知らないらしいというところが一番ものすごい衝撃だった私も「少数派」なのでしょうか。
2012/03/05
FuSa
右だの左だのの章は私の知識不足故に面白さが味わえず残念。それ以外は存分に楽しませていただきました。斎藤氏の著作は初読み。想像以上の切れ味に驚いたー。でも言葉のニュアンスへの着眼点とか、とても新鮮でした。池上彰の解説も面白かった。
2016/08/30
サトゥルヌスを喰らう吾輩
「それってどうなの」は違和感の表面であり、頭を冷やす氷嚢であり、暴走を止めるブレーキであり、引き返す勇気でもある。すなわち、「それってどうなの」は言い出しにくい雰囲気に風穴を開け、小さな変革を期待する主義のこと。おもな掲載元が言語学の専門雑誌「言語」によるとのことで、メディアの言葉選びなど語り分析的な考察がおもしろかったです。川端康成の『雪国』の解釈がバッサリで好き。解説を池上彰が書いていてびっくりしました。
2020/06/19
MI2
日本の世相、メディア界を「それってどうなの?」とさくさく斬っていく斎藤美奈子氏のエッセイ。 氏のエッセイは、いつも痛快である。とりあえず噴き出すところも多い。 そして、前半の政治的な部分に関しては同意できないところも多いものの、特に後半の世相などを斬っていく部分は、たしかにそうだよなと現実感覚というかそもそも論に引き戻され、ハッとする。 昨年文庫化されており、書かれたのは10年ほど前のものも多いが、まだまだリーダブルであるという意味で、真実を衝いている点も多いのではないだろうか。
2011/12/14
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