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アナザーフェイス (文春文庫 と 24-1)

アナザーフェイス (文春文庫 と 24-1)

アナザーフェイス (文春文庫 と 24-1)

作家
堂場瞬一
出版社
文藝春秋
発売日
2010-07-09
ISBN
9784167787011
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アナザーフェイス (文春文庫 と 24-1) / 感想・レビュー

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ミカママ

犯人探しのミステリーではないですね。ヒューマンドラマというか。主人公が一人称を「僕」で通していたのがめちゃくちゃ印象的でした。続編があるそうなので、探してみることにします。

2012/09/25

かなっぺ

初読み作家さん。そして、尚且つ刑事モノも初。という事で私自身途中でウーン、合わない読めない集中出来ないとならないか不安を持ちながら読み進めた。が全くそんな心配は無用。主人公の大友刑事は2年前に妻に事故で先立たれているが、義母に文句を言われながらも今まで定時に上がれる部署に移動し、食事の世話もしつつ父子家庭を頑張っていた。がその最中上からの命令で特捜本部に関わる事に。彼の前に出ない人となり、演劇部で鍛えた演技?性格、イケメンという見た目などを駆使した立ち回り、周りの刑事との掛け合い共に、読みやすく読了^ ^

2017/09/19

超運河 良

家庭の都合で仕事に制限を受けている今の時代の環境に似てる。本当はキャリアとしてた入社して事件でも能力を発揮してた時に、子供を育てるためにその能力を発揮したくても封印して制限してしまう。どんな時も親は子供を愛していて、特に同じ年頃の子ほど、自分の子供と投影してしまうのも本能。これからの時代は、子育てしながらでも、今まで通り会社とかでも能力の発揮できる環境を提供して経済的にも余裕が持てる様に考慮していく事が大切になる。能力を自分自身で封印する時って、何かを犠牲にしてしまう。これからは何も失わない環境が大事

2015/11/28

Makoto Yamamoto

著者の警察関係シリーズものの第一巻。 奥さんが事故で他界し小学校2年生のシングルファーザー大友が主役。 ぐいぐい引き込まれあっという間に読み終えてしまった。 父親が銀行勤めの6歳児が誘拐され身代金1億円が要求される。 大友の特技は信頼され種々の人達と仲良くなれること。 この特技いかんなく発揮される。 筆者にも欲しい才能。。。

2019/08/12

nobby

「でも、警視庁には私がいます」驚くほど傲慢とも取れる言葉が、冷静沈着を感じてきた彼の人柄故に実に胸を打つ。妻を亡くし子育て両立のため、定時帰宅を全うする刑事が主役とはなかなか斬新。その地味な設定の説明から自然と誘拐事件捜査に導く展開が、決して起伏に富む訳でもなく派手でもないのに気付けば頁めくらされている面白さ。事件の真相は僕がほぼ看破出来た位に分かりやすいが、終盤に向けて徐々に深みを増す芯の強さが心地よい。言動と心情、仕事と家庭、その根底に培われた演者としての経験、全てに繋がる『アナザーフェイス』お見事!

2019/10/29

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