第四の壁 アナザーフェイス 3 (文春文庫 24-3)
第四の壁 アナザーフェイス 3 (文春文庫 24-3) / 感想・レビュー
Makoto Yamamoto
元学生劇団員だった主人公。 その当時、所属していた劇団がプロとなり記念公演を行う。 その時に殺人事件が発生。 劇団員が疑われる展開。 今回のストーリーf納得できないのは、動機はともかく第一の殺人事件以降の展開。 劇団の世界は特異とは理解すると、そんなこともありうるのかもしれないが。。。 お子さんの成長にももう少しスペースがあってもいいのではないだろうか?
2019/11/20
じいじ
刑事・大友鉄の眼前で殺人事件が…。現場は世田谷・下北沢の小劇場、非番で息子と義母を連れての観劇中に主役が殺される。大友が昔、所属していた因縁の劇団公演である、を理由に志願して捜査に参画する。昔の芝居仲間を署で取り調べをするシーンは駆け引きが面白い。全体の印象は、遅い話のテンポに所々で退屈を感じた。今作で亡き妻・菜緒との出会いの過去が初めて明かされる。その妻へ永遠の愛を抱き続ける大友鉄には、格好つけすぎで鼻白む気がする。ドラマ化で主役を演じた仲村トオルの解説はなかなかユニークで面白い。
2016/04/29
さっとん
シリーズ3作目。 相変わらず読みやすく楽しめる。 今回は学生時代に所属していた劇団の20周年記念記念公演中に主宰者が殺されることから展開していく。 容疑者が当時の仲間達という微妙な距離感や元役者のテツと現役のプロ役者(裏方もいますが)達の駆け引きが面白い。 中盤まではなかなか手がかりが掴めずに迷宮入りかとハラハラする中、事件解決の糸口が意外にあっさり出てきたのには少し物足りなさも感じますが… それにしてもテツは本当にモテますね~羨ましい( ̄- ̄) 中村トオルさんの解説も面白かったのでまた書いてほしいです。
2019/08/27
ゲバオ
「お前には分からないかもしれないけど、悪い気分じゃない。自分の中に、愛した人間がいつまでもすんでいるというのは」アナザーフェイス3作目。主役がかつて、自分が在籍していた劇団の記念講演を観に行ったら小道具のナイフで刺されるはずの人間が本当のナイフで刺されて本当に死んでしまったという古畑仁三郎テイスト丸出しのストーリー。相変わらず主役がナチュラルイケメンすぎて笑ってしまう。今回は柴や福原指導官が目立たず少し残念。しかし、実写版はテツ役を仲村トオルやってるの!?この人、好きだけどテツとはかけ離れすぎてる気が…
2017/05/31
nakanaka
三作目も楽しめました。物語が始まってすぐに大友の目の前で事件発生という展開に意外性を感じつつも、最終的にはしっかりとした筋道で話が進んでいたのかなと納得。話の中で大友が苦悩していた夢を追いかけることの善し悪しについては色々と考えさせられました。どちらにせよ一度きりの人生。後悔はしたくないものです。柴との名コンビは良かったですが、福原や優斗、聖子たちの登場が1、2に比べ少なかったのが残念です。
2016/02/05
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