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月読 落下する花 (文春文庫 お 45-2)

月読 落下する花 (文春文庫 お 45-2)

月読 落下する花 (文春文庫 お 45-2)

作家
太田忠司
出版社
文藝春秋
発売日
2011-03-10
ISBN
9784167801281
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月読 落下する花 (文春文庫 お 45-2) / 感想・レビュー

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優希

スピリチュアルでリアルな空気感を感じました。人が亡くなると現れる「月導」を読み解く月読。世界観が美しい短編集だと思います。

2021/02/02

はつばあば

月読のように長編ではなく短編の続編。あのカッコイイ黒尽くめの朔夜一心がまたもや探偵のような活躍でした。宿父の事も落ち着いてあの結浜を出て多賀谷に居を構え・・無料奉仕のような月読をしています。人は死んで月導を残す。本当にそういうのが出現したら・・死後にへそくりが見つかってあたふたする気持ちかな?(;´∀`)。このシリーズ、最初にこちらから入った方が読み易いかも。次はこの方の「レストア: オルゴール修復師」を読んでみたいと注文済。

2021/11/07

小夜風

【所蔵】「月読」に出てくる月読の朔夜一心を巡る短編集。人が亡くなると必ず現れる「月導」という超常現象…それは死者の最期の思い。そして月導から死者の思いを読み取る特殊能力者、月読。この世界観がとても好きなので、短編でまた読めて嬉しかったです。月導に残される思いは本当に死ぬ間際の思いなので、時には笑っちゃうようなことだったり可笑しかったり、日常の延長であるからこそ胸に迫るのだなと感じました。いろんな形の月導が出てくることも面白く、設定次第でこの世界がいくらでも広がるなぁと嬉しくなりました。もっと読みたいです。

2017/10/16

ちょん

面白い世界観のお話。人が死ぬ時に「月導」というモノを残す、どんな形なのか、形があるものなのかどうかも人それぞれなのだけど、残された月導を「読む」のが月読という職業の人達。私だったら死ぬ時に何を思うんだろ、どんな月導を残すんだろ…この世に本当に月導があって欲しいなぁと思ってやまない。

2022/01/16

RIN

『月読』の続編短編集。亡くなった人が残す最後の想い・月導に込められた思いを読み取る月読・朔夜の事件簿。情緒としては前作の方が断然良い。亡くなった人の想いより残された人の亡くなった人への想いに重点がシフトしてるせいかな。続編出るなら長編でじっくり練られた物語を希望。

2013/11/12

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