13階段 (文春文庫 た 65-2)
13階段 (文春文庫 た 65-2) / 感想・レビュー
nobby
再読。4年以上経って読んだが、ほぼ覚えてたのはさすがの傑作。樹原の冤罪をはらそうとする南郷と三上の奔走と近付く死刑執行、このスピード感が堪らない。そして真相が分かったようではっきりしないモヤモヤにページをめくり、ラスト前の驚きの事態に混乱!最後は2人の身を案じながら夢中になってしまう。“死刑”の仕組みを説明しながら、それを受ける側行う側両方の苦悩を描いて心揺さぶられる。
2016/04/15
takaC
なぜ版元が変わったんでしょうね。内容は同じだが(自分は)講談社文庫の方が読みやすいと思う。
2015/11/01
やきいも
江戸川乱歩賞受賞作品。ドキドキハラハラする展開のミステリーが読みたい方におすすめの一冊です。無実の死刑囚を救う為、ある男が高額の報酬で二人の男を雇った。死刑執行の日はせまってきている。二人の男は死刑囚を救えるのだろうか...。最後が気になって一気に読んでしまいました。法律に関する説明はやや難しいけど、それ以外のところは文章も読みやすかったです。
2015/08/31
chikara
ジェノサイドに続き13階段です。死刑制度・罪と罰への問題提起から考えさせられ、そしてスリリングな展開が待ち受ける良質な作品でした! 高野氏は凄い!
2014/01/28
とも
★★★★なるほど、読み終えてしまえば 評価の高い作品であることは納得するのだが、途中というよりかは後半に入るまでは結構ダルイ。主人公の人物紹介など、どちらかといえば本筋に入るまでの人物描写や経緯など外堀をきっちりと構築して後半で一気に収束という、大きな円がだんだんと小さな円になり最後に点になる、そんな感じの作品。題名の取り方もうまく、死刑執行の13階段だけでなく、時間に、場所にと多くに掛かっており、練られたものである。ということで、面白いというよりは。結果よく出来ましたと言わざるを得ない作品である。
2016/01/16
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