みにくいあひる (文春文庫 た 80-1)
みにくいあひる (文春文庫 た 80-1) / 感想・レビュー
優希
切なかったです。郷里を離れ、東京で暮らす6人のヒロインたちの恋愛短編集。不倫だからこその傷が体に痛みを突き刺しました。母とは違う生き方を求めていたのに、どうしてこうも歯車が狂うのだろう。母の存在の大きさを感じさせられます。
2016/04/23
choco
地方から都心に出てきた女性たち。彼女達の恵まれない薄幸な恋愛に切なさを感じ、こうも妻子ある男性が魅力的なのか?と疑問を感じながらも、やはり「母」の存在は偉大だ。と再確認する。まぁ、いいじゃないか。一度きりの人生、苦い思いも、悲しい思いも、胸がキューとなる嫉妬心も。味わえばまた次のステップがやってくる。そして「幸せ」がなんたるものか答えが出るかもしれない。
2016/02/01
なつ
全体を通してみると、なにか薄暗い雰囲気が漂う。6人の女性を軸にした短編集。不倫、ダメ男。でも、結局、女性たちもただ流されているように感じて、消化不良。
2017/03/24
いけ
お母さんの存在って、いくつになっても大きい。
2014/03/19
湖都
似た名前で似たような不倫の恋をしている女主人公たちの短編集。名前が似てるからか、境遇が似てるからか、パラレルワールドでも見てるような気分。妻子持ちの男と不毛な恋をして、母に守られたり守ったりしながら、精神と身体のバランスを崩して…。読んでるこちらまで過呼吸になりそう。不倫の二股までして妊娠して…という話では、もうおなかいっぱいになり、最後の表題作の救いすら薄いものにしか感じられなかった。しばらく不倫の話は読みたくないかも。
2018/02/12
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