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ハリー・クラーク絵 アンデルセン童話集 下 (文春文庫 ア 11-2)

ハリー・クラーク絵 アンデルセン童話集 下 (文春文庫 ア 11-2)

ハリー・クラーク絵 アンデルセン童話集 下 (文春文庫 ア 11-2)

作家
アンデルセン
荒俣宏
出版社
文藝春秋
発売日
2012-07-10
ISBN
9784167812058
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ハリー・クラーク絵 アンデルセン童話集 下 (文春文庫 ア 11-2) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

順序が逆になったが、あらためて本書の紹介を。アンデルセンは生涯に150篇余りの童話を書いたが、ここでは上巻に14篇、下巻に10篇が収録されている。訳は荒俣宏。ただし、原語のデンマーク語からではなく英訳本からの重訳。挿絵はハリー・クラーク。表紙以外はカラーで見られないのはまことに残念。もっとも、モノクロームの細密画はビアズリーを想起させ、従来のものとは一線を画する。この下巻には「マッチ売りの少女」や「人魚姫」など、不条理なまでの哀しみをたたえたお話が収められ、むしろアンデルセンの真骨頂はこちらかと思わせる。

2015/03/11

RADIOHEADER

読んで良かった。「夜なきうぐいす(ナイチンゲール)」のアジアの取り入れ方とかいいな。本書の「絵のない絵本」には挿絵(一人のインド娘)が一枚あったけど、あれはどういう意図だろうか・・・・。月の見つめた世界の描写は独特だがあっさりしていて飽きません。ハリー・クラークのイラストはどれも味わい深いけど結局は表紙の「沼の王の娘」がよかったかな・・・・再読するとストーリーもイラストもまた印象が変わるのかも・・・・

2012/11/15

tsubomi

2015.03.18-03.31:人魚姫は最後、海の泡になって消える・・・だけで終わったんじゃなかったんですね。子供の頃にオーディオブックで聞いた「絵のない絵本」の原作を読むことができたのも感激。美しく情緒的で素敵な作品でした。デンマークだけでなく中国、エジプト、グリーンランド、ポンペイなど世界各国が舞台になっているのも興味深いです。日本の天皇が中国の皇帝に本を贈った逸話もあり、感心。「ワイルド・スワン」の“くじけないで、転がしつづけていると、堅いものだってこんなにすべすべになる”という文章がお気に入り。

2015/03/31

paluko

読書会課題「絵のない絵本」部分のみ。英語からの重訳で、なんと英語のほとんどの版では新婚初夜を迎える若い二人を描いた(もちろん、きわどい描写など皆無)第11夜が割愛されているとか。この本でも割愛版を底本としたため、以下の第○夜の数字が一個ずつずれて、読書会の際にはいちいち混乱して不便でした! それはともかく、端正な文体は『絵のない絵本』3冊くらい読み比べした中でも一番読みやすく、好みです。

2020/01/11

アンデルセン童話集上巻・下巻の両方を読んで気付く。 ちゃんと読んだことある話が「絵のない絵本」だけだった! 何となく知ってる話も名前すら知らない話も面白かった。

2017/11/10

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