火村英生に捧げる犯罪 (文春文庫 あ 59-1)
火村英生に捧げる犯罪 (文春文庫 あ 59-1) / 感想・レビュー
nobby
作家アリス18作目は短編集。10頁から70頁と寄せ集め的8篇ながら、結構な仕掛けや綺麗に連なるロジック披露するのはお見事!相変わらず自他ともに認める道化に徹するアリスの魅力満載(笑)少々やっつけ偶然を感じながらも、限られたボリューム内で本格ミステリを完結させるのは鮮やか♬最も印象に残ったのはやはり表題作!警察にアリスに火村そして事件と全く絡み合わない4つの視点が何気ない2人の会話から溶解していくのが絶品!「殺意と善意の顛末」での何ともマヌケな失態に続いてされた謎解きに思わず「ホーっ」と感嘆できるのもいい!
2022/08/30
gonta19
2011/6/10 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2023/10/2〜10/4 2年半ぶりの有栖川作品。オール読物と携帯サイトJ-ミステリ倶楽部に掲載された色々なパターンのシチュエーションのショートショートや中短編。最初の「長い影」が一番かな。
2023/10/04
ダリヤ
ひさしぶりの有栖川さんと火村さん。短編集なのでほどよい濃度でさまざまな角度からの事件が解き明かされてとても読みやすく、おもしろかった。やっぱり火村さんがかっこいい。
2015/03/31
純
ドラマが面白いので、原作を読んでみたくなった。短編集で、謎解きがたくさん読めたのが良かった。次は短編集ではなく、長編を読んでみたい!
2016/02/06
がたやぴん
タイトルが魅力的すぎ。長編だと思い込んだまま目次を見て意気消沈。短編でした。掌編を含む8作品が掲載。絞殺、撲殺、刺殺と犯行は多岐に及ぶ。アリバイトリックが多く謎の解明が論理的で腑に落ちやすい。フムフムなるほどねと読みすすめるタイプの人だけでなく、短編でありながらもキッチリ推理しながら読むタイプも満足できる。過去9作の短編集より満足度が高い一冊だと思います。一押しは「長い影」です。表題作名には作者の意図があったが感じ取れず残念。文庫版あとがきに掲載されています。単行本派の人は、立ち読みしてみてはw
2015/07/01
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