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昭和のエートス (文春文庫 う 19-13)

昭和のエートス (文春文庫 う 19-13)

昭和のエートス (文春文庫 う 19-13)

作家
内田樹
出版社
文藝春秋
発売日
2012-08-03
ISBN
9784167838089
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昭和のエートス (文春文庫 う 19-13) / 感想・レビュー

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佐島楓

いつものとおり「だいたい同じで、ちょっとだけ違う」安定した内容。少し口調が丸くなられた印象も受けます。とはいえ、やはり大きくは変わらず切れのある文章。私もこんなロジカルさを持ちたい。

2012/08/25

阿部義彦

内田先生の主に原稿依頼のあった雑文をまとめたエッセイ集です。教育に関する考察は実に刺激的でした。教育を対費用効果で語ることの愚かさを嘆いています。これを学ぶ事によってどんな良い効果があるのですか?には、説明不要で授業だからひたすらやりなさい。出来なきゃ落第です。って事のみ、問答無用で良いのです。その他日本属国論は題名だけでするりと解りました。第4章がひとつひとつの長さは短いけれど先生の育ちや人柄が忍ばれてじーんと来る話が多く年を取るのも悪くないと思い勇気づけられました。本人による後書きも良かったです。

2016/05/23

さきん

昭和二〇年八月十五日という巨大な「断絶」を、葛藤しながらも受け入れ、生き抜いた“昭和人”。彼らの規範に則るならば、格差に揺れ、市場原理に翻弄される現代の日本は、どのように映るのだろうか―。憲法、教育、医療、さらには音楽、映画、漫画まで、独特の視座から鋭利に語る。刺激に満ちた名エッセイ。

2015/10/21

4545

一冊として読むのは初めての内田樹。エッセイ集らしいのだが、内容の濃いこと。流行作家のブログ日記を纏めた本と同じ値段なんて信じられない(←内田樹の本が安いと言う意味)。 目から鱗の文章が幾つもある。「なぜ私たちは労働するのか」の”成果個人主義”とか、「父の子育て」の”群れの中での相対的強者”とか、「日本属国論」の”大陸から見た東方”とか、「彼らがそれを学ばなければならない理由」の”存在することさえ知らなかったキーワード”とか、、、。 お薦めの一冊。

2012/10/31

marua

時折似たような論調のエッセイを読んだなあと思うけれど、考えがぶれてないことの証左でもある。秋葉原の事件について書かれた一篇はノートとってちゃんと読み下すことを自分に課す。それにしてもビーチ・ボーイズの一篇は、叙情的。じんわりくる。

2020/05/26

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