僕のエア (文春文庫 た 86-1)
僕のエア (文春文庫 た 86-1) / 感想・レビュー
Pure
初滝本竜彦。病んでるなぁ。引きこもりメンヘラ小説だよな。海猫沢めろん氏の解説によれば、私はこの本を必要としていない幸せな人なのかもしれない。わかるけど共感できない。共感できるとこもあるけど理解できない。そんな本でしたね。それでも実家って力があるんだな。親になるってそんな力を持たなきゃいけないんだな。自分はそんな力を持ち得ているのか?
2016/04/23
ヤギ郎
この小説はとにかく「イタい」。彼女なし,友人なし,貯金なし,なんかいろいろ「なし」の24歳フリーターが語る人生論。憧れのお姉さんから結婚式の招待状が来たことをきっかけに,エアと名乗る少女が見えるようになる。幻覚が見える24歳の「イタい」物語が綴られている。主人公の年齢にはまだ達していないけれど,こんな生活をするはめになるのでは(考え過ぎかな。)と思ったりしたりしなかったり。非リア充の心を凝縮した小説。幻覚少女を「エア(空気)」と名付けるところが物語のみそかもしれない。
2018/11/21
くろり - しろくろりちよ
何年経っても滝本竜彦は滝本竜彦だった。普遍的な「ヒキコモリ世代」が多く共感したやるせなさ、後悔。いつまでも、青く、痛い、滝本竜彦。自分にしか見えない存在、エア。幸福で不幸で、世界との一体感と孤独感、優しさと残酷さ、全てが幻覚であり全てがリアル。この青くて痛くてダメな世界は未だ隣に居座り続ける。それがありふれた自分と著者、作品を繋ぐ。海猫沢めろんさんの解説も一読の価値あり。
2012/08/24
ソラ
久しぶりに滝本竜彦の作品を読んだ。ネガティブチェンソー以来ずっと気になる作家だったけど、僕のエアやムーの少年が出てたことも知らなかった。久しぶり過ぎてうまく頭に内容が入らなかった。もう一回読まないと
2012/09/17
HIDE
解説が一番おもしろい。
2012/08/19
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