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風が吹けば (文春文庫 か 59-1)

風が吹けば (文春文庫 か 59-1)

風が吹けば (文春文庫 か 59-1)

作家
加藤実秋
出版社
文藝春秋
発売日
2013-03-08
ISBN
9784167838478
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風が吹けば (文春文庫 か 59-1) / 感想・レビュー

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5 よういち

タイムリープもの。2009年から1980年代へ。私の青春時代まっただ中。あ~いたいた。こういうの。テレビドラマも芸能人もみんな知ってる。文章は読みやすいからサクサク話が展開する。まあ、いたってベタだが。ケンカするにしても、ちゃんとルールが存在した時代。ケンカは不良同士。私は不良です!と宣言するファッション。良き時代だったと思う。あの頃に戻ってみたいとも思う。 遠い昔ではないほんの数十年前で生き、元の世界に戻れば当然、タイムリープ先で接した人達とも出会うわけで... なかなかカッコいい終わり方してくれた。

2019/03/28

財布にジャック

よくある内容だし、次はこうなるのかなと予想がついてしまうにも関わらず、楽しいので夢中になってしまいました。バックトゥーザフューチャーを変形したようなタイムスリップ物ですが、笑える出来事がぎっしり詰まっていて、その上切なさもいい具合にブレンドされていました。

2014/02/05

papako

1984年にタイムスリップする高校生の一夏のドタバタ青春物語。主人公はこの作家の描くいかにもな若者だったのが、ヤンキーにまみれて少しずつ変わっていき、最後は雄叫び!1984年あたりの懐かしいネタも楽しめました。どっこいみんな頑張ってる。大人になるって悪くない。次は『ば』

2015/10/30

七色一味

読破。所沢かな? 所沢でしょ? 所沢なんだね? へ〜、鉄道本社、そっちにあるんだ。おお、これって航空公園? ──割と土地鑑のある場所が舞台って、妙なところで盛り上がれると言う…。1984年と言うと、私なんかはオーウェルの『1984』(邦題では年が付いてる)を思い出しますが、この物語では正に表紙のイメージの、ごちゃごちゃっとした時代が描かれてます。ネタとしてはタイムスリップ。まぁ、卵が先か鶏が先かのお話しですが、メインはナゼか「ツッパリ」(笑) 本編もいい感じですが、おまけの短編が良かった^o^

2013/05/21

うまる

【マン読:風2】タイムスリップもの。2009年→1984年なので、物語中の現代自体が少々古くなってしまいましたが、驚くべき価値観の変化は、問題なくわかって面白かったです。和希たちと同年代の人は、過去の話がめっちゃ懐かしくて楽しいんじゃないでしょうか。わたしはちょっと年代がズレていて残念です。田舎だったからか、こういうヤンキーはみたことないし。この時代の方がなんか熱いですよね。何をするにも、面と向き合ってぶつかりあう所が良いなぁと思います。文庫版は、本編では謎のままだったイタズラ話が入っていて嬉しいです。

2022/10/12

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