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こじれたふたり (文春文庫 さ 59-1)

こじれたふたり (文春文庫 さ 59-1)

こじれたふたり (文春文庫 さ 59-1)

作家
坂井希久子
出版社
文藝春秋
発売日
2013-05-10
ISBN
9784167838553
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こじれたふたり (文春文庫 さ 59-1) / 感想・レビュー

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りゅう☆

踏まれて性的興奮を覚える教授の行く末に儚さを覚えた『かげろう稲妻水の月』、ゲス彼の本性を暴いたキモオタストーカー男の一途な想いにちょっと心揺れた『チャット・ガール』、裸に目覚めた友人に辟易するも、彼のおかげで彼女の思惑通りに思わずガッツポーズ!友人も新たな人生を見つけ出せた『素っ裸の王様』。花粉症を治すためにサナダムシに執着した彼氏との関係に悩むも、解決までの過程がいい感じ。また友人が漏らした彼氏の胸の内を知った時の嬉しさが込み上げ、ラスト1行に安堵した『虫のいどころ』がお気に入り。そしてタイトルが絶妙。

2018/07/17

巨峰

初めての作家さんだけど、毒と、ほんのりの具合がうまくMIXされた好短編集。テーマのわりに読みやすかった。1話はチャットガールつまり画面を通して自分を切り売りする女性と彼女に恋したストーカーの話。あと3話は微妙なフェチの話。踏みつぶされる昆虫に自分を投影する教授とその教え子。全裸で生活する人々。体内に寄生虫を飼おうとする男とその恋人。人には言えないフェチだけど、どこかわかる気しなくもないけど、わかりたくないww(おいらは、暖かくなったら全裸生活はカモン!?)

2017/12/03

えりこんぐ

初期の短編集。フェチや性的なものを描いてるのに、湿っぽくならないのがいい。ストーカー同士の団結、裸に目覚めた男、花粉症のためにお腹に寄生虫を飼いたがる彼、、思わず読んでて笑えてくる。サナダムシ持ちの旦那ってのは、一緒に住むのにちょっと勇気がいるかも💦【積読14】

2021/01/26

takaC

読み始めてすぐ『コイカツ―恋活』の改題文庫だと気付いてちょっとガッカリしたけど他に読む本持っていなかったので最後まで読んだ。自分と同じ名前の登場人物が出てくると知っていたしね。

2014/12/09

ココ(coco)

☆☆☆坂井希久子さん9冊目です。今回は、4編の短編集で、踏まれたい男、スト-カ-に狙われる女、裸で過ごすことにハマる男、サナダ虫で花粉症を直そうとする男が出てきます。グロイシ-ンも多々ありますが、1話と4話が、割とお気に入りです。

2018/05/10

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