KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

悩むことはない (文春文庫 か 63-1)

悩むことはない (文春文庫 か 63-1)

悩むことはない (文春文庫 か 63-1)

作家
金子兜太
出版社
文藝春秋
発売日
2013-10-10
ISBN
9784167838843
amazonで購入する Kindle版を購入する

悩むことはない (文春文庫 か 63-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

pirokichi

積んであった本の中からふと読みたくなって。御年94歳の頃の金子兜太さんの語り下ろしと対談ふたつ。2年前に98歳で亡くなられて…何となくずっと亡くならない気がしていたので、すごく驚いたんだった。「生々しくないと信用できないという思いがある。」「本当に物に即するには、抱き合わなきゃだめ。」糞尿等のお話が多く、悠然とした人間・金子兜太を感じる。辺見じゅんさん、小沢昭一さんとの対談は読みながら声が聴こえてうれしかった。戦地での句会について語られた「戦争と俳句」は胸が熱くなる。味わいのある力強い題字は金子兜太さん。

2020/12/16

てくてく

「糞尿愛好」という小見出しがあるくらい、糞尿の話が多く、面食らいながらも楽しく読んだ。自然と生活し、かつ、俳句をたしなむ家庭に育っていたこと、秩父の言葉の率直さが兜太氏に与えた影響、戦地での句会などが語られているが、中でも矢野武中佐の最後が印象的だった。当時、詩や俳句をたしなむ人はスパイなどという中傷を受けていたのだそうだ。

2015/08/06

keroppi

うんこと尿とおならと、悠然と老いる姿がうらやましい。やはり、悩み多いのだ。

2013/12/23

福留隆泰

生きていて生きてるだけで燕来る 人間は意思の強さ、これは絶対譲らないというものがないと、本当の自由にはなれない。 人生の達人の言葉は思い。

2015/10/23

感想・レビューをもっと見る