空色バトン (文春文庫 さ 61-1)
空色バトン (文春文庫 さ 61-1) / 感想・レビュー
Kazuko Ohta
私にありがちなことですが、かなりメゲていて本を読むのもツライ。でも意地で何か読もうと薄さに釣られて購入しました。すごくメゲていたけれど、もしかするとここに出てくる中学生たちの悩みのほうが大きいかもしれない。だって彼女たちはまだ15年かそこらしか生きていない。経験値が少ない分、いろんなことを大きく感じているでしょう。だったら今の私の悩みなんてたいしたことない。読み終わって本を閉じたとき、ありがとうと思いました。ところで、書籍販売サイトに「230頁以下の本」なんてカテゴリーがあれば、きっと私は飛びつく(笑)。
2019/03/14
Mumiu
30年前からわたしの通っていた学校(女子校だった)にも腐女子ちゃんたちはいましたね。なので、25年前でボーイズラブはありです(ここは強調)。母の葬儀に駆けつけた、かつて同人誌をいっしょに作ったメンバーたち。地味だった母と個性的なメンバーが綴るそれぞれのドラマ。生きていたら黒歴史の証拠品で、他界すると懐かしい遺品になってしまうから不思議。セイヤ(聖戦士⁈)とまどか(マギカ⁈)、個人的に変換してしまうわたしって・・。
2013/12/21
kozu
ある日突然死んでしまったオカン。オカンが残した25年前の同人誌を見つけて始まる連作短編集。何か劇的な事件や出来事が起こる訳じゃない。それでも学生時代の、あの小さな教室やグラウンドが世界のすべてだった頃や、その時代を思い出すときのセンチメンタルさが詰まっていてじんわりした。
2019/04/20
coco夏ko10角
それぞれ主人公が異なる6つの話が収録された連作短編集。やっぱり笹生さんが書く10代はいいなぁ。「茜色図鑑」の構成が非常に上手い。「パステル・ストーリー」のショーコに一番共感。
2013/12/08
tario
表紙のイメージにぴったりの作品だった。青の女王が本当可愛い。「分かれ道のところまで、一緒に歩こう」ウルッと来た。
2014/01/29
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