まんがキッチン (文春文庫 ふ 38-1)
まんがキッチン (文春文庫 ふ 38-1) / 感想・レビュー
Moemi
表紙に一目惚れして購入しました。紹介されている漫画で読んだことがあるのは『ハチミツとクローバー』『のだめカンタービレ』『西洋骨董洋菓子店』だけでしたが、楽しんで読めました。羽海野チカさんやよしながふみさんとの対談もあるので、あの場面はこういう解釈ができたんだな、と新しい発見をすることができます。印象に残ったお菓子のレシピは、はみだしマシュマロのココアケーキとつぶれたいちごのクランブルです。作るのは難しそうですが…。
2016/05/19
*mayu*
少女漫画に出てくるおやつをモチーフとしたレシピやその作品に纏わるエッセイ、そして少女漫画家との対談など盛りだくさんの1冊。これは…たまらないですね!!知ってる作品は半分くらいでしたがそれでも充分!というか他の作品も読みたくなります!最近はグルメ漫画も珍しくはないけれど、この本に出てくる漫画はグルメを中心にしてるのではなくあくまでエッセンス要素で登場させてる所も良し。大好きな西洋骨董洋菓子店の裏話も知れて楽しかった〜♪♪それと思わずくらもちふさこさんの天然コケッコーをAmazonでポチッてしまいました(笑)
2015/05/25
河瀬瑞穂@トマト教司祭枢機卿@MMM団団長
フードを切り口にしたマンガ評。フードをメインに据えたものでなく、あくまで「演出としての食」に焦点を当てて。普通に読んでいたら気づかない、変わった読み込みで興味深かったです。レシピはスイーツ中心。つかほとんどスイーツ。ただ、単なる再現でなく筆者自身が作品や作家に感じたイメージを表現したレシピなどで、非常に面白かった。
2014/04/11
りー
まんがキッチン、というタイトルなので、漫画に出てくるレシピを再現したのかと思いきや、「漫画をイメージしたお菓子のレシピ集」でした。ハチクロ、のだめ、笑う大天使、エマ、ベル薔薇、アラベスク、西洋骨董洋菓子店…。少女漫画には食べるシーンが多い、食事は単に「食べる」だけではなく献立や食べ方などを通じて登場人物を表現する重要なツールでもあり、作品によっては性的な表現の代わりとして使われることもある。よしながふみさんや羽海野チカさんとの対談も面白かった。バルバラ異界、今年中に読みたいなぁ。
2021/10/07
メグ
表紙に引かれて♪たぶん私と同年代のお菓子研究家の著者が思い入れある少女漫画にちなんだお菓子のレシピと漫画について語っています。田渕由美子とか陸奥A子とか懐かしすぎる!!インタビューも羽海野チカ、くらもちふさこ、よしながふみ、萩尾望都となんとも豪華♪なかでも面白かったのが、陸奥A子から始まりBLに至るメガネ男子についての考察。これを読むと私が現在メガネ好きな腐女子になってるのも幼い頃に読んでいた少女漫画により決められた道だったのかもと思えてしまう。
2014/07/23
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