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レイジ (文春文庫 ほ 15-6)

レイジ (文春文庫 ほ 15-6)

レイジ (文春文庫 ほ 15-6)

作家
誉田哲也
出版社
文藝春秋
発売日
2014-03-07
ISBN
9784167900489
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レイジ (文春文庫 ほ 15-6) / 感想・レビュー

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hiro

読メ読了登録600冊目。誉田さんの本は12冊目。誉田さんの実体験が色濃く出ている作品だと思う。中学生でバンドを組んだワタルとレイジが、考えの違いで別々の道を歩む。その二人を誉田さん得意の交互にそれぞれの目線で描いていく。誉田さんは魅力的な女性を描くのがうまいと思うが、今回は脇役だがワタルとレイジを見続けるマドンナ役の梨央がいい味をだしていた。誉田さんの同じくバンドを扱った「柏木夏美シリーズ」のような疾走感はなかったが、バンド経験がなくても、ワタルとレイジの約20年間に共感を感じることが多かった。

2014/04/06

H!deking

マジかー、これツボる人はなかなか少ないだろうけど、めちゃくちゃ面白かった。ピンポイントついてくる。だいたいこういうのってサクセスストーリーが多いと思うんだけど、売れないバンドのリアルがここにある。いつかまたバンドやりたいなー。多くは語りません。昔バンドやった事ある人、読んでください。強制です!(笑)

2020/10/28

mocha

中学時代のバンドで知り合ったレイジとワタル。お互いに嫉妬し、反発しながら距離をとって過ごす高校・大学時代。譲れない音楽への思いや恋、うぬぼれと焦燥、青春時代の恥ずかしくも羨ましい空気感に満ちている。'80年代からの音楽シーンの変遷も懐かしく、自分自身の思い出も 曲と一緒に蘇ってきた。

2016/06/13

W-G

段ボールの中に未読のまま入っていたので読んでみました。かなり青臭いというか、オッサンになってから読むと、なんかこっちまで恥ずかしくなってくる小説。昔に音楽かじった事ある人ならなおさら。『風の彼方に』ってどんな曲なんだろう?礼二の音楽のベースは80年代らしいけど・・・。

2016/04/24

chikara

中学生から壮年期に至るまでの青春音楽小説♬自ら音楽活動をしていた誉田氏ならではの細かな描写が描かれています。音楽の趣向性は音楽に携わる人の哲学であり、容易に妥協出来ない信条なのだろうか。挫折し、でも音楽の力に呼び寄せられた登場人物の紡ぎ出す物語は胸を打ちます。

2017/02/08

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