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狩場最悪の航海記 (文春文庫 や 57-1)

狩場最悪の航海記 (文春文庫 や 57-1)

狩場最悪の航海記 (文春文庫 や 57-1)

作家
山口雅也
出版社
文藝春秋
発売日
2014-03-07
ISBN
9784167900496
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狩場最悪の航海記 (文春文庫 や 57-1) / 感想・レビュー

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オーウェン

狩場というのはもちろんガリバーの後付けであり、ガリバー旅行記の続巻という位置づけ。 そのガリバーが江戸に来て出会うのが狩場。 そこから船に乗り島に出向き、海賊との出会いから島での奇怪な生物との対立まで。 所詮はたらればなので、後半になるたびやりたい放題の様相に。 竜が出てくれば、神様らしきものまで。 ただし混乱しないのは章仕立てになっているからだし、いちいち解説がついているのでファンタジーとして楽しく読めたのは山口さんならではの手腕。 多分読む人を選ぶ作品だろうけど、個人的にはありだと思います。

2019/10/19

MAS

本家「ガリヴァー旅行記」の知識(なかなか深い)も無く読み進めて行き、山口先生のおもろいパラレルワールドとして読んでしまったが、この小説の醍醐味は最後の最後で本家同様のメタフィクションを味わう事にもあったのだなぁ!と思った。

2019/10/17

Goro Nakagai

久しぶりの山口さんワールド。このパラレルワールド感がいつも好きなのである。しかもいつも必ず和の要素が入ってるのも好きな理由かも。しかし、かの有名なガリバーと日本人が、しかも名前のよく似たカリバーが一緒に冒険に出かけるってどういうことよ(笑)。名前を近い響きにした理由は、実はガリバーは狩場でした!的なオチにするのかなって勘繰ってしまったけど、それはフェイントだったのは山口さんの良心からだろうか。って単にこっちが勝手にフェイントにひっかかっただけだけど。 キッドピストルズの新作も早く文庫化して欲しいなあ。

2015/11/18

ぷくらむくら

いろいろなタクラミに満ちた本。ミステリというには弱いが、山口版「ガリヴァー物語」の味わいを存分に楽しめました。

2014/05/27

灯子

真面目にガリヴァーという荒唐無稽な物語をかいている反面、脚註では山口さんらしさが感じられました。切腹ほか謎解きは要素はおまけ程度だったけど、最後の預言の矛盾はよかった。

2016/08/07

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