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春から夏、やがて冬 (文春文庫 う 20-2)

春から夏、やがて冬 (文春文庫 う 20-2)

春から夏、やがて冬 (文春文庫 う 20-2)

作家
歌野晶午
出版社
文藝春秋
発売日
2014-06-10
ISBN
9784167901134
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春から夏、やがて冬 (文春文庫 う 20-2) / 感想・レビュー

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勇波

歌野晶午さん得意のどんでん返し。。でもこんなに悲しい結末はいらないよ。

2014/06/17

takaC

栞で留めてあった「英理子」章以降を読了。わかりやすい言葉で言えばやっぱり「アンフェア」ですね。

2016/08/08

hiro

歌野さんの本は『葉桜の季節に君を想うということ』についで2冊目。『葉桜』を思い出す題名のこの本が文庫化されたので、また気持ちよく騙されようと、この本を読むことにした。ネタバレなしに感想を書くのは非常に難しいが、途中までは先日読んだ東野さんの『虚ろな十字架』を思い出しながら、そしてこれはミステリなのかと疑問に思いながら読んだ。しかし、終盤の「末永ますみ」の章を読んで、できすぎだと思いながら、そして最終章「秋」の冒頭で、確かに上質のミステリだと気づいた。そしてその結末は、今まで読んだことのないものだった。

2014/07/03

小梅

うわぁ〜そうきたか。 それぞれが少しは救われたのなら良いのだけれど… お見事でした。

2015/03/13

🐾Yoko Omoto🐾

7年前に交通事故で娘を、そして2年前に妻を亡くし生への執着を失った「平田誠」と、貧困とDVでどん底の生活を送る「末永ますみ」。スーパーの保安員と万引き犯として出会った二人のクライムミステリで誰も救われない歌野氏らしい何とも皮肉な結末。ただ平田の行為は本人も言うように自分勝手にしか見えず、ますみの行為も解説で書かれているほどの深い救済の思いがあったとはどうしても思えなかった。真逆の捉え方ではあるが「偽善が招いた悲劇」というほうがシックリくると同時に、解説の「人の心の不可解さ」が生きてくる気がしてならない。

2014/06/28

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