ワラをつかむ男 (文春文庫 つ 11-21)
ワラをつかむ男 (文春文庫 つ 11-21) / 感想・レビュー
優希
久々のツチケンさんのエッセイです。お茶の水大学でのあれこれで笑っていましたが、今回は退職し、神戸での生活が始まってからのドタバタのようですね。理屈と悲哀に満ちたユーモアがたまりません。いつ読んでも安定の面白さです。
2015/10/23
10$の恋
リラックス・レビューでゴメンネ(^^)ツチケン読書時のBGMは明るい系のジャズやね♪案外、ボブマリーの脱力的なレゲエサウンドも似合う。そして飲み物は「電気ブラン」のロックをチビチビ傾けるのが私のスタイル (電気ブランって知ってる人は居るかな?)。哲学に腰をかけて持論を述べるツチケンは、狭い世界を縦横無尽に本音を吐きつつ闊歩する。これが「クセ」になっちゃう。「だから何なの?」な~んて考えちゃイカン!奥ゆかしい哲学者さんの探求の末のお言葉なのだよ。ただ、深すぎてアハハ♪と笑うしかないのだけどね、我々凡人は。
2020/12/05
ち~
やはり、奥様と教え子さんの話は断然笑える!退官してからお引越しされたんだとか…街中でバッタリ出くわした時の事を考えて、常にこの本を鞄に入れておこうか…なんて事を考えてしまった…
2019/02/28
これでいいのだ@ヘタレ女王
不要家族、そして この本と 面白さが戻ってきた。同じ事が起こっても、多面的に見てみると 捉え方によって こうも感じ方が面白く?出来るもんなんなんだな〜と、笑える。煮詰まった時に読むと気分転換に良いかも
2015/05/10
いずむ
神聖にして侵すべからざる自虐。不届きにして見放されたる惰弱。ツチヤは文章から何かを感じ、読み解こうとするコトの傲慢さを教えてくれる。あるいは、無意味・無価値の何たるやを示してくれる、薄汚れたドドメ色のユーモアと言うべきか。背景には確かに"知性"や"知"そのものが存在していたはずなのに、後から振り返ってみても知的な後味なんて全くしない。屁理屈をこねくり回しているのに、自己弁護どころか、自ら攻撃の矛先を誘導しているようにすら見える。これがかの有名な"現実歪曲フィールド"なのだろうか。いや、もちろん違うと思う。
2014/08/12
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