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無菌病棟より愛をこめて (文春文庫 か 33-5)

無菌病棟より愛をこめて (文春文庫 か 33-5)

無菌病棟より愛をこめて (文春文庫 か 33-5)

作家
加納朋子
出版社
文藝春秋
発売日
2014-09-02
ISBN
9784167901905
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無菌病棟より愛をこめて (文春文庫 か 33-5) / 感想・レビュー

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hiro

加納さんの作品については、「駒子シリーズ」の続編を読みたいとか、次は映画化された「ささらシリーズ」を読もうなどと、のんびり思っていた。しかし、読メの新刊チェックでこの本をみつけて、初めて加納さんのご病気のことを知った。この本を読んで、ドラマでしか知らなかった白血病について、知ることができたが、作家の方が書いた読みやすい文章で、苦しい治療のときに家族の支えがどれだけ大切かを、改めて感じることができた。毎日書かれている闘病日記に抜けている日があるが、逆にそのことが闘病の苦しさを感じた。

2014/09/19

いつでも母さん

初・加納作品がこれ!完全に小説だと思ってた。凄い。小説家の『さが』でとおっしゃっているが・・実際は厳しく重く苦しく大変だったのだと想像出来る。この方の人柄なのだろうか『嫌味なく』最後まで一気に読了。多分、加納さんは恵まれているのだろう(当事者に対して申し訳ない言い方ではあるが)経済的にも、ドナーが弟さんで形がピッタリだったことも、ご主人が自由業で(人気作家であるから絶対に忙しい時間をやり繰りしたのだとは察する)医師(病院・看護師を含む)との出会い等など・・それでも読んで良かった。希望の本だと思う。

2015/06/06

りゅう☆

急性白血病の告知を受けた加納さんの闘病記。抗がん剤治療の化学療法と骨髄移植。がん治療はツラいと聞くけど、これほど生々しくツラさが伝わる文献を読んだのは初めてかも?物書きだから書かずにはいられない。何度か中断した時期はあるけど、ほぼ毎日書き続けた加納さんに頭が下がる。自分が死ぬことで悲しむ人がいる。だから絶対に死ねない。脱毛、吐き気、嘔吐、痒み等。副作用の苦しさは常にある。でもユーモア含め懸命に闘病する姿が眩しい。そんな加納さんだからこそ、たくさんの人が心配してくれる。そして旦那様である貫井徳郎氏の存在は→

2021/07/13

aquamarine

病名は違いますが、手術による切除と化学療法を経験しました。子供が成人するまでは死んでたまるかというそれだけが支えでした。たくさんの辛さと感謝を同様に経験しました。そして私も今、生きています。何を書いたらいいのか、本当に迷いましたが、これだけは言えます。彼女は本当に強く、同じ病気を患っている人々の希望の星です。これを世に出したことには意味があり、たくさんの人が救われることを信じています。ただ、人の受け取りは千差万別です。特に心が弱っているときは。誰にでも気楽に勧められる本ではないことはわかってほしいです。

2017/03/15

優希

急性白血病の告知から全てを捨てて入院しなければならなくなった著者。辛い中でも家族や友人が支えてくれているだけではなく、ユーモアも忘れないのが刺さります。病気は辛いものですが、あたたかさを感じる1冊でした。

2019/09/27

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