KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ばくりや (文春文庫 い 78-3)

ばくりや (文春文庫 い 78-3)

ばくりや (文春文庫 い 78-3)

作家
乾ルカ
出版社
文藝春秋
発売日
2014-10-10
ISBN
9784167902049
amazonで購入する Kindle版を購入する

ばくりや (文春文庫 い 78-3) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

takaC

この悪魔くんみたいな表紙絵はないだろう。内容には単行本の装画の方が合ってたぞ。桜木紫乃の解説(結構面白かった)は文庫限定だけど。

2017/02/16

dr2006

親愛を込めて交換することを北海道弁では「ばくる」という。ばくりやでは自分が持て余す特殊な能力を申告すれば、臓器移植の様に適合した他の誰かの能力と交換してくれる。但し、とんでもない能力と交換になるかもしれない。人の能力と欲望は表裏である。他人からは羨まれる特殊な能力も本人は持て余している苦痛かもしれない。舞台は札幌、自分の見立てだとwばくりやは新琴似辺りに店を構えているはずだ。大人びたダークファンタジーだが、実は主題はとても道徳的だと思う。解説は桜木柴乃、作者も道産子で仲が良いらしく、少し嬉しくなった。

2019/07/19

ココ(coco)

☆☆☆乾ルカさん7冊目です。今回は自分の能力を他人の能力と交換する事が出来る『ばくりや』とう店の話です。乾ルカさんは、毎回よくもこんなに不思議な話を思い付くなと感心します。7編の短編集ですが、自分の能力にいかにウンザリしているかという流れから、最後には怖い、切ない、ゾッとするというオチがあり楽しめました。泣き虫の能力を捨てた男の話の【さよならギュ-ション】がちょっと他とは違う読後感で好きです。

2018/02/21

miroku

表紙が藤子不二雄さん。内容も藤子さん的。発想が面白い♪

2017/10/21

kirin

『あなたの能力交換します』少し人とは違う、自分の体質や特徴を疎ましく感じる7人が「ばくりや」を訪れ始まる7つのお話。“ばくる”とは北海道の方言で“交換する”の意味らしい。ホラーありミステリーあり涙あり笑いあり、さまざまな技巧をこらした連作短編。最終話ラストの締め方もあっと驚く結末でうまいです。「世にも奇妙な物語」が好きならハマるでしょう。『てふてふ荘へようこそ』が気に入った乾ルカさんですが、こんなブラックな感じも書かれるんですね。むしろこっちが本領でしょうか。

2016/08/22

感想・レビューをもっと見る