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毒殺者 (文春文庫 お 26-15)

毒殺者 (文春文庫 お 26-15)

毒殺者 (文春文庫 お 26-15)

作家
折原一
出版社
文藝春秋
発売日
2014-11-07
ISBN
9784167902230
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毒殺者 (文春文庫 お 26-15) / 感想・レビュー

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nobby

第二幕までは改題『毒殺者』がぴったりで、第三幕には元タイトル『仮面劇』がしっくりくる感じ。トリカブトを使っての保険金殺人、実際にあった手口を題材に描く展開は読みやすく面白い。妻と愛人へ向かう狂気と何時ぞやか忍び寄る脅迫、そこに関わるのはMだらけ(笑)その正体や仕掛けには行き着き、折原さんらしい脳内混乱は軽めで心地よい。ただ、事件落ち着いてからの第三幕が何やら失踪・監禁とか全く違う展開になり正直戸惑うばかり…最後の数ページであっと言わされたが、全く違うテイストを無理やり合わせた様がちょっと違和感。

2017/08/24

aquamarine

実際の事件に折原さんの解釈を加えて焼き直したもの…みたいなイメージでしたが、その事件をもとにまったく違ったミステリーに発展させたものだそうで、物語としての折原さんらしい展開は健在で、途中で惑わされ混乱し分かった気になってひっくり返される、と通常通り気持ちよく振り回されました。それでも今まで私が読んだ折原作品の中ではかなり素直で読みやすい方ではないかと思います。シリーズの原点とはいえ「仮面劇」の改訂改題ということなので他の「―者」シリーズとは少しテイストが違うようです。シリーズの他の作品も読んでみたいです。

2015/07/09

加賀恭一郎

どんでん返しの連続、手に汗握る展開で一気読みでしたが、再読すると犯人の視点で語るシーンで明らかに嘘がいくつか混じっている(´・ω・`)あれはズルい(´・ω・`) まあそれを差し引いても楽しませて頂きましたが。

2016/01/25

達ちゃん

~者シリーズ初読。どこで騙されるか、いつ騙されるかとワクワクしながら読みました。そして最後にやっぱり騙された。面白かった~。

2018/09/22

レモン

実際にあったトリカブト保険金殺人事件を下地に書かれた作品。著者は叙述トリックの名手ということで、犯人Mは彼と見せかけて彼、とそこまでは読めるのだがラストの展開はわからなかった。そういうオチだったのか。昔の小説は(小説に限らず?)不倫したらすぐ配偶者を殺そうとするが、なぜそんなに殺人のハードルが低いのか。警察の捜査能力が実際に低かったか、低く見積もられていたのかな。〇〇者シリーズ予想以上に面白かったので続きも追いかけよう。

2023/05/02

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