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風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった (文春文庫 S 17-1)

風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった (文春文庫 S 17-1)

風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった (文春文庫 S 17-1)

作家
ウィリアム カムクワンバ
ブライアン ミーラー
田口俊樹
出版社
文藝春秋
発売日
2014-12-04
ISBN
9784167902650
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風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった (文春文庫 S 17-1) / 感想・レビュー

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サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

良い本に巡り逢えました。アフリカのマラウイで独学で風力発電機を作り上げた少年の物語。家庭の事情で学校を中退しなければならなかったウィリアム。村の小さな図書館で出会った一冊の本が彼の運命を変える。学習することは大切なことだが、学んで得た知識は実践しないと本当の力にならない。学びの大切さと勉強できる事の幸せさを知ることができた。「トライして、やり遂げる」素晴らしい事です。発電機を作る話だけでなく、マラウイで暮らす人々の生活や文化、そしてこの国を襲った飢饉についても語られています。文句無し五つ星。★★★★★

2015/01/06

Tαkαo Sαito

前に一度大学の授業で原書で読んだ経験があり、もう一度今度はしっかり読みました。過去最高クラスに素晴らしい本です。何も言わずとりあえず読むべき本だと思いました。境遇はジョブズに似たような感じですが、恐らくジョブズ以上の経験されてます。0から1を生み出すだけでも大変なのに、最貧国のマラウイで飢饉で死にかけ、しかも中学校に通わず独学で風力発電を組み立てるのは鳥肌が立ちます。少し長いですがこの本を読むとパワーがもらえました。また最後の池上さんの解説、ウィリアムのTEDでのスピーチもよかったです。

2015/05/17

s-kozy

素晴らしいノンフィクション。アフリカの南東部にある世界最貧国の一つマラウイで育った少年が独学で風力発電を作り上げ、それにより自身の世界を広げていくお話。旱魃からの飢饉で学費が払えず、中等学校を中退した少年は図書館で出会った本を基に自分で電気を起こすことを思いつく。その目的は「少しでも家族の労力を減らすため、少しでも自分の国をよい国にするため」。学ぶことや知識を得ることの大切さ、それ以上に実際に行動することの重要性がよく分かる一冊。「何かを実現したいと思ったら、まずはトライしてみることだ。」

2015/06/24

chimako

素晴らしい!好奇心、探求心、構築。そのうえの試行錯誤と諦めない力強さ。ただやってみる、考えてみるのではない。生きるか死ぬかの瀬戸際の飢饉を経験し、学びたくても学校には行けず、まだ魔術が支配するような国で戦ってきたようなものだ。敵は干ばつ、貧困、噂……。ナイフやドライバーさえ手作りする。小さな風車でラジオを鳴らす。その興奮が伝わってくる。科学と創造の賜物 風車を取り付ける塔を建てるワクワク感。電気が作れたら蓄電したい。バッテリー→整流器→スイッチ→ブレイカー→そして、ラジオ局。参りました!

2015/01/23

佐島楓

貧困の中、たったひとりで風力発電機を作り上げた少年。それまでの道のりの苦しさに涙が出た。飢饉による飢餓、尽きてゆく食糧、学費も払えなくなり学校を退学、始終飢えにさいなまれる日々。そんな中でも自分の知力だけを武器に試行錯誤を繰り返し、暮らしに変革をもたらす。資本主義のすべてが最上であると言い切れない世の中ではあるものの、教育と少年少女の無限の可能性を感じた。私たちは、何ができるだろう。

2015/02/02

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