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球界消滅 (文春文庫 ほ 18-3)

球界消滅 (文春文庫 ほ 18-3)

球界消滅 (文春文庫 ほ 18-3)

作家
本城雅人
出版社
文藝春秋
発売日
2015-01-05
ISBN
9784167902797
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球界消滅 (文春文庫 ほ 18-3) / 感想・レビュー

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ちょこまーぶる

有りうる話だなと思いながら読んだ一冊でした。現在のように日本人選手がメジャーリーグで活躍している事を考えると、読み進めながら実際にこの本の内容のような事を画策している人・企業が実際にあるのではないかと思ってしまうほどでしたね。でも、実際に日本の球団が4球団にまとめられちゃったら阪神タイガースの応援は続けられないかもしれないなという寂しさも感じてしまいました。いずれにしても、日本のプロ野球界は今のままでいて欲しいですね。野球好きな人なら、実際の人物に被せて読めて楽しいですよ。

2023/08/20

しょーくん@本棚再編中

★★★★★★★☆☆☆もしも、メジャーリーグと日本プロ野球の合併構想が出たらというお話。うーん、複雑な心境になりました。メジャーリーグが身近にあるのも刺激的ですが、日本プロ野球の良さもあるわけで…。推測ですが、作者が日本プロ野球の将来を危惧して、野球ファン驚愕の設定で警鐘を鳴らしたかったのでしょうか?

2015/03/04

リキヨシオ

球団買収による1リーグ構想を選手会やファンたちに猛反対によって阻止されてから数年…再び球界を揺るがせる緊急事態が発生!セパ12球団を4球団に減らしてメジャーリーグと併合…それは「日本球界の再編」ではなくまさしく「日本球界の消滅」を示す。野球人気の低迷、人気選手の海外流出など日本野球界の現状を描く作品。現実に起きたらオーナー、選手、ファン、審判、マスコミなどはどう動くのか…面白い一方でプロスポーツとは何だろうか…色々考えさせられる作品。

2016/05/02

Walhalla

プロ野球ファンとして、とても興味深い作品でした。球界の再編・消滅を描いた作品ですが、シミュレーション小説というそうですね。かつて、日本のプロ野球も再編騒動で大きく揺れた時期があり、その時の記憶が思い起こされます。作品では、MLBまで巻き込んだスケールの大きな展開でしたが、日米のビジネスモデルの大きな違いに改めて驚かされます。同時に、これまでの日本のプロ野球をリードしてきた企業の業種の移り変わりをみていると、その歴史を感じる事ができて、これからの発展・継続を願いたくなります。

2024/04/17

ドリル

本城雅人作品はこれで3作目。全て野球関係の小説。前2作はスカウトの話だったが本作品は球団合併の内容。12球団が合併して4球団になってメジャーに統合されるという話。壮大なテーマであり現実味を感じる部分もある。まずまず面白いが全体的に若干間延びした感じがして長過ぎるという印象を受けた。最後もなんとなくいい落とし所に落としたという感じでもっとインパクトが欲しかった。悪くはないが長さを感じてしまったのが残念。登場人物の磯貝や大野には好感が持てた。牛島がもっと悪に徹していていたキャラの方がよかったと思う。(★★★)

2019/04/22

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