昭和天皇 第六部 聖断 (文春文庫 ふ 12-13)
昭和天皇 第六部 聖断 (文春文庫 ふ 12-13) / 感想・レビュー
Akira Kumoi
ミッドウェー海戦からポツダム宣言受諾までを描いた第六部。21世紀の今から見れば、せめてあそこでアレがこうだったら…と思うポイントがいくつか。あと愚将と検索すると真っ先に名前の挙がるあの中将が率いたインパール作戦という狂気の行軍についての描写は、それが意識的に淡々と綴られている分、余計に心に迫るものがあったと思います。
2018/04/02
kuro_23
昭和天皇の伝記。これはだいぶ天皇に同情的な著者の主観が入っていて、それはどうかと思う部分もあるんだけど、天皇が天皇として戦争に対して色々考え、努力してきたこと自体は否定されるべきではないだろうな。昭和天皇実録も読んでみようかなあ。
2015/10/25
Char
福田さんのライフワークとも言える本書も6巻目に突入。真珠湾から終戦までの昭和天皇の苦悩を描きます。戦時中の昭和天皇に関する資料が乏しいのか、はたまた著者の意図かよくわかりませんが、昭和天皇の周辺だけでなく、市井の人々のエピソード(本編には関係のない話)がちりばめられており、それまでの5巻に比べるとやや冗長な印象を受けます。敗色濃厚となり、最終的に聖断を下される苦悩の悲痛さはいかばかりか、と思います。
2015/07/02
kwmr_
ミッドウェーから8月15日まで。この分量を1冊に収めるのが無理があるのとは思うが、記述内容にバイアスがかかっている。山本五十六の件など、あえて詳細に記さないこと演出に好感。鈴木貫太郎が終戦時の総理であったことを「幸運」と書いているが、果たしてそうかな?周到に準備された結果とも読めるが...
2015/03/14
tom1969
確かに昭和天皇(彼の人)を軸にあらゆるシーンをリアルに表現しているのかもしれないが、映像ではないため、追従できない。既知の領域があるからかろうじて理解した感じ。期待した彼の人の思いが垣間見れなかったのは残念(それは無理か)。
2015/03/12
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