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ダイオウイカは知らないでしょう (文春文庫 に 22-3)

ダイオウイカは知らないでしょう (文春文庫 に 22-3)

ダイオウイカは知らないでしょう (文春文庫 に 22-3)

作家
西加奈子
せきしろ
出版社
文藝春秋
発売日
2015-02-06
ISBN
9784167903060
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ダイオウイカは知らないでしょう (文春文庫 に 22-3) / 感想・レビュー

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やすらぎ

自由すぎる愉快な短歌。豪華なゲストとお題を決めての語り合い。言葉を盛り付ける面白き西加奈子さん。せきしろさんの大胆な字余りによるこぼれ落ち。初めてのぎこちなさから、少しずつ美しさの流れにのってゆく。「桜の花踏めば砕けて溶けていき靴底から染み入り手のひらを見る(せきしろ)」…楽しく笑い、ときに切なく詠う。青春時代の恥じらい。気持ちは晴れ渡っているのに雨が降っていたり、心は濡れているのに雲ひとつ探せなかったり。…最後に私も詠みます。「静けさや雨夜の月に流れ雲足下濡れる消えゆく雫(やすらぎ)」…精進いたします。

2022/01/22

hnzwd

西加奈子とせきしろの二人が短歌に挑んだ作品集。歌も流石の出来ですが、豪華なゲストとの掛け合いがいい感じ。せきしろさんはやっぱりすごいな。。

2017/11/26

あんこ

西さんとせきしろさんが短歌に挑戦するいきさつもおもしろい。ほむほむとか俵さんとか、その筋の人たちが講師するのもおもしろかったのですが、短歌と全然関係ないところにいる人たちをゲストに迎えながら、ああでもないこうでもないと作品を仕上げているのが楽しかった。西さんは確かに解説してもらわないとよくわからない短歌が多かったのだけど、ストーリーがあって、織り交ぜられた関西弁の包容力すごいなと。せきしろさんの方は、ふざけもするんだけどどことなくさびしさもあって、瞬間の切り取り方が秀逸でした。こういうの再開希望。

2017/01/03

佐島楓

著名なゲストが出すお題に添って、西さんとせきしろさんが短歌を詠んでいくという趣向の作品集。短歌の文字制限がかえって豊かな世界を作り出すことが実感できた。あとは、西さんの表現力に衝撃を受け、せきしろさんにはある種の心配をしてしまった(お読みいただければわかるかと思います)。そうはいっても爆笑必至の本なので、公共の場でお読みいただくときにはご注意ください。

2015/03/13

紅香@本購入まであと9冊

『ババダマホ!僕らが捨てた惑星は受験がなくて恋もなかった☆西加奈子』ババダマホってウチが作った宇宙人の挨拶やねん(^_^)/♪西さんに震撼。めっちゃ可愛い!その破天荒で自由すぎる歌に惚れ惚れ。総積量31文字の鞄の中に詰め込まれた言葉。その一首の影にお二人ならではの鞄からはみ出した物語が400字程あって、それがまた深い愛情だったり、駆け引きだったりと違った角度から魂の形を見せてくれたような気がする。固まってた心が良い感じにほぐれ軽くなった。西さんとせきしろさん、ベストコンビ!!またどこかでお目にかかりたい。

2015/02/10

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