猫は大泥棒 (文春文庫 た 93-2)
猫は大泥棒 (文春文庫 た 93-2) / 感想・レビュー
あつひめ
シリーズとは知らずに読み始めた。化け猫やらオネエ同心やら…。なんかドタバタしているのにほっこりした気持ちにさせるのは、人情噺的な要素をふんだんに含んでいるからかもしれないね。タイトル作品の猫は大泥棒のジンタの飼い主を思う気持ちとか…長屋の暮らしとか…涙腺の弱いところを刺激する。面白く楽しませてもらった。
2015/08/15
nyanco
前回、ちらりと登場したオネエの中村様の活躍が見られ、それは楽しかったのですが、私は前作のほうが好きだったかな。先ず、手ぬぐい屋と暮らしていたチビに逢えないのが何より残念。代わりに登場したハチワレのジンタの話は良かったのですが…今回は前作ほど猫よりでなくなってしまった感じ。お庭番の話は作品自体はよく練られていると思うのですが、私は前作のような猫達の目線の物語のほうが好きでした。銭形平次の話や、岡っ引き、お庭番というシステムを解りやすく書いてくれた点はとても良かったんですけどね。続→
2015/04/24
ネムコ
前作「猫は仕事人」は必殺仕事人へのオマージュでしたが、今回は銭形平次とねずみ小僧次郎吉。特に、銭形平次の「寛永通宝という銭貨は、袂に入れたとたん忘れてしまうほど軽い」というネタばらしにニヤリ。前作の方がスリリングだったけど、今回はリラックスして読めました。福猫のまるにまた逢いたいです。
2015/03/15
kaori
出だしから、ぷぷっと笑わせてもらった。猫目線で語られてるので、適当な部分あり。適当=猫気質なのかと思ったり。最後まで書かれていないので、白黒はっきりして欲しい人にはもやっとするかも。ネコ+人情あり、立ち回りありで大満足。
2015/06/19
宇宙猫
★★★ 「猫はお庭番」は、ハチャメチャでおもしろかった。でも、全体にもっと猫の活躍が欲しい。
2016/08/05
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