不良妻権 (文春文庫 つ 11-22)
不良妻権 (文春文庫 つ 11-22) / 感想・レビュー
ミカママ
相変わらずのツチヤ師、自虐的エッセイ。師の屁理屈にも磨きかかってます。新しいのが出たら、また読んじゃうんだろうな(苦笑)。
2016/06/29
M
おなじみ、土屋先生の屁理屈と詭弁に満ち溢れた被虐的エッセイ。想定外のオチが散りばめられているので、例えばなにか飲みながら読んだり、葬儀の席で読むのは避けた方が良い。例え話も秀逸で、これがもし会話なら煙に巻かれてしまうだろうと思う部分を再読してみると、文章でも見事な詭弁に翻弄される。終始、吹き出したり感銘を受けたりと、満足感に包まれる。それなのに、読後に感想を求められると、何ら思うところも残るものもないのもまた魅力である。
2016/07/02
じいじ
前々から気になっていた土屋賢二(ツチケン)教授のエッセイ、漸く読んだ。自虐的語り口が痛快で面白く楽しい。人前で読むのが憚れる本である(エッチの意味ではありません。念為)。身近のとこから問題点を発掘、見事な洞察力とユーモアあふれる筆致の文章は、清々しく小気味よい。執拗なモノへの拘りが凄い。30万のCDプレーヤーを買うに当たって、奥方との折衝は秀逸。それにしても、土屋家は亭主関白なのか、カカア殿下なのか判断に苦しむところだ。私は両方と見た。ただ笑うだけの本に非ず、含蓄に富む内容でありますので、ご一読を・・。
2015/09/16
Y2K☮
シリーズ最新作かな。定年を過ぎても盤石の自虐恐妻ネタ(笑) とはいえ、最近本を出して巷を賑わせているあの方への言及など、先日読んだものよりも哲学者としての批評要素が強いと感じた。詭弁&屁理屈の見本市みたいなユーモラスなロジックは正しい様だけど突っ込み所満載で、でもやっぱり一理ある。適切な具体例や絶妙な比喩を引き出せる教養の深さはどうしたって隠せない。哲学者としての著者は何者なのか。哲学というと青かグレーの岩波文庫のイメージで数冊読んではいるけど、じゃあ哲学って何?と問われたらぐうの音も出ない。勉強します。
2016/02/18
ichiro-k
月に一度、病院や床屋に備え付けてある週刊誌で読む分にはいいが、こんだけまとめてツチヤ師のヨタ話を読むのは疲れる・・・・しかし、週刊誌が一冊400円していることを考えれば、まぁ、ヒマ潰しにはなるかなぁ・・・という感想。 ツチヤ師の奥方があまりバージョンアップをしてないことが気になる。それに比べ、ウチのは日々戦術を変えてくる。先日は私が反論できないように「歯磨き」の最中に生活態度を注意された。やはり、現場では戦略より戦術が大切だ!
2015/10/19
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