余命1年のスタリオン 上 (文春文庫 い 47-33)
余命1年のスタリオン 上 (文春文庫 い 47-33) / 感想・レビュー
優希
「命」について考えずにはいられませんでした。「スタリオンボーイグランプリ」としてデビューし、「種馬王子」と呼ばれる当馬。俳優としてもプライベートも好調な中、突然ガンの宣告を受けるのが残酷すぎます。余命1年の宣告の中で自分が何をできるかの挑戦が勇気のある決断だと思いました。自分のまわりで、あるいは自分がガンであるとか、余命宣告とかをされたらどう生きるか考えずにはいられません。下巻も読みます。
2016/09/14
ワニニ
“種馬王子”って命名が、ちょっと…(~_~;)でも、涙しています。下巻へ続きます。
2015/11/16
となりのトウシロウ
肺がんで1年後の生存確率50%と言われた俳優小早川当馬。残り少ない時間で命を掛けた映画を撮る事を決意。重いテーマなんだが、軽いタッチで描かれていて読みやすい。しかし、最後の映画のタイトル「種馬の人生」って(笑)色んな所に突っ込みどころ満載な流れで下巻に続く。
2019/09/07
ましゅう
種馬王子の異名を持つ主人公の当馬はものすごく軽薄なのではないかという先入観があったから、こんなに泣ける場面があるとは思わなかった。意外と真面目なんですよね。抗がん剤治療後の初めての逢瀬のシーンすら感動して涙が出たし、記者会見も思惑通りに泣いてしまった。当馬も涙流せば楽になれるのにと思う場面が何度もあるんですけど、そこは俳優さん。こらえられるんですよ。幸福の敷居が低くなったことで、元々豊かな感受性がさらに高まっていい演技ができる予感。がんを患っても抵抗なく公言できる日が早く来るように医学の進歩が待たれます。
2016/05/22
なるみ(旧Narumi)
図書館の返却期限に追われ、あらすじもあまり把握せずに読み始めましたが、一気に上巻読み終わりました。末期がんで余命1年と宣告された当馬35歳。上巻の見所は、離れて暮らす母に余命1年と告げた時の、母から息子への言葉の数々だと私は思いました。下巻は購入して読み始めたいと思います。
2016/01/13
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