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夜の底は柔らかな幻 上 (文春文庫 お 42-4)

夜の底は柔らかな幻 上 (文春文庫 お 42-4)

夜の底は柔らかな幻 上 (文春文庫 お 42-4)

作家
恩田陸
出版社
文藝春秋
発売日
2015-11-10
ISBN
9784167904845
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夜の底は柔らかな幻 上 (文春文庫 お 42-4) / 感想・レビュー

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さてさて

『ウラ、ウチ、ヌキ、イロ、ソク、フチ、タマゲ、カケラ』まったくもって意味不明なこれらの言葉がほとんど何の説明もなく上巻の400ページを駆け抜けるストレスフルな我慢の読書。『葛城は、宙に浮いていた』、まるで常野の人々の如く不思議な能力を持った人々『在色者』、その在色者が入国を禁じられている途鎖国。いきなりの摩訶不思議な展開に不意打ちを食らいます。そう、これは恩田さんのファンタジーの世界。これこそが恩田さんの真骨頂。読者の想像力がめいっぱい試されます。こんな疑問あんな疑問が膨らむ一方の上巻。下巻も楽しみです。

2021/08/29

眠る山猫屋

予備知識無しでスタート、途鎖は土佐をイメージしてるわけね。日本の中の半独立国のような途鎖。列車で入国する一人の女性のヒリヒリするような体験。情報が極端に抑えられた故の臨場感が凄い。禁断の山で何が待ち受けるのかわからないが、山に向かう主人公たち、殺人鬼、宿敵の入国管理官、それに少年。思いの外強い黒塚さんも山に向かうのかな?今のところ、主人公より周りの皆さんが魅力的。でも大半にフラグ(幡)が立ってみえます。

2018/06/18

NAO

妖しげな国で起こっていることの全容がわかるのがこの巻の最後の方になってからといういきなりぐいっと引きずり込まれる怒涛の恩田ワールド。まだよくわからないことの方が多すぎて、気になってやめられない。

2024/03/11

ばう

★★★★日本国内でありながら、その権力の及ばない〈途鎖国〉を舞台に繰り広げられる特殊能力をもつ者達の物語。こういう話を書かせたら恩田さんの右に出る人はいないのでは?いやもう、本当に怖いです。誰が味方なのか、あるいは全て敵なのか?年に一度の闇月に山では何が起こっている?この国に入った実邦の本当の目的は?そしてその恩師が残したメッセージとは何?本当に怖くてたまらないんですが、この先が早く知りたくて下巻へ参ります。後はいつもの恩田さんによくある「へっ?どういう事⁉︎」みたいな終わり方にならない事だけを願って。

2020/05/19

佐島楓

この独特の不穏な感じ・・・たまらない読者も多いはず。下巻へ。

2016/01/26

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