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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫 む 5-13)

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫 む 5-13)

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫 む 5-13)

作家
村上春樹
出版社
文藝春秋
発売日
2015-12-04
ISBN
9784167905033
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫 む 5-13) / 感想・レビュー

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しんごろ

読メ登録前に単行本で読みましたが、再読したくて文庫本を購入(^^;)絶縁された4人の親友に時を経て会う話(^o^)面白いんだけど、何故かモヤモヤ感があるんだよね(^^;)まだ書き続けらるんでないかいとか…(^^;)今の彼女とどうなっていくとか…うーん、気になるw「休暇と友だちは、人生においてもっとも素晴らしい二つのものだ」は、自分の中では名言wいつかまた絶対に再読すると思う(^o^)再読時のBGMは、リストのル・マル・デュ・ペイといきたいが、ペットショップボーイズで(笑)(^_^)v

2015/12/22

mitei

久しぶりに村上ワールドに触れたが、こういう高校時代のグループっていつか自然消滅するよなぁと思いながら、つくるの場合は中々強烈な切られ方したなぁ位に思っていたけど、真相が徐々に明らかになった所で、あれもうページが終わる?って思った所でエンドが出て少し肩透かしを食らったような気分。でもおそらくはエリさんとの話の流れで結末を迎えるのかな?と想像の域に入った。相変わらず村上ワールドは良し悪しは別として全てを説明しないし、読者に考えさせる余地が多いなぁと感じた。また高校の頃のような関係にも戻って欲しいな。

2017/05/21

ウッディ

高校時代に完璧な共同体を形成していた5人。赤石、青海、白根、黑埜という名前に色が入った4人から突然の絶縁を言い渡された色彩のない多崎つくる。駅を作るという夢を職業にした今も、自分に中身がないと思うつくるは、絶縁の理由を探る旅に出る。村上春樹らしくないストーリー性のある物語にも関わらず、どこを切っても、彼らしい文体と会話。村上春樹の入門書として最適な一冊だと思った。クロに話を聞く為に訪れるフィンランドの風景が印象的で、とても面白かったです。

2018/07/14

ハッシー

【死を見つめた作品】感受性の強い若年期は何かと極端な行動にとってしまうものだ。しかし、自らの生きる意味や意義を問う時、死について思いを巡らすことが必要でもある。多崎つくるは自己や他者の死を見つめることで、自らの「色」を獲得していく。

2017/04/09

抹茶モナカ

読んでいて、ちょうど僕の頭がおかしくなっていて、世間から疎外されていたため、一人で夜の海を泳ぐ感覚に共感した。とても死にたい気分で。リストのピアノ曲を聴きながら、とにかく、習慣なり、何なり、しがみつける物にはしがみついて、生き延びようと思った。死なないこと、それが目標。てな時期に、文庫本で再読。再読して、深さに気付けた。死に接近しているような心象で、主人公つくるの巡礼に同行しながら、数日生き延びられた。

2017/08/24

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