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菩提樹荘の殺人 (文春文庫 あ 59-2)

菩提樹荘の殺人 (文春文庫 あ 59-2)

菩提樹荘の殺人 (文春文庫 あ 59-2)

作家
有栖川有栖
出版社
文藝春秋
発売日
2016-01-04
ISBN
9784167905255
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菩提樹荘の殺人 (文春文庫 あ 59-2) / 感想・レビュー

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yu

短編集。今回は「若さ」をテーマにした一冊。 若かりし頃の火村先生のエピソードも垣間見える。どこからどこまでが『子供』で、どこからどこまでが『責任を問える年齢』なのか。また、大人になったからといって、心も『大人』なのかといえば、そうではない。心と体の成長、両者伴うことで、初めて『責任』を問えるように思うが、最近はそうではない人々の犯罪が多い。犯罪学にちょっと興味が出てきた。もうちょっと若ければ・・・(苦笑)。

2016/01/25

ブランドのアーメン

若さをテーマした短編。大阪が舞台に出てくるのが楽しい。主人公達は不老のキャラであるが(所謂サザエさん方式)、秘めたるセピア色の苦い思い出や名探偵誕生のエピソードが普段の砕けた調子の二人とは違い、押さえぎみに語られている。不老が故に現代に生き続ける名探偵の原点。ただ、少年犯罪がテーマの「アポロンのナイフ」は理解しづらい。

2016/02/04

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

ドラマ化された火村シリーズ。テレビは私の中のイメージと違ったので、活字で楽しむことにした。今回は中編が4作。1時間ドラマならば、長編よりもこのくらいの長さの方が良いだろうなぁ。連続通り魔事件と少年犯罪を題材にした「アポロンのナイフ」。これは予想外の着地点でなかなか面白かった。そして、何と大学時代の火村の名探偵ぶりが見られる「探偵、青の時代」など。4作品に共通するテーマは「若さ」かな。それにしても、火村先生もアリスもいつまでたっても34歳。永遠の若者協会の名誉会員として認定します。(笑)★★★

2016/01/23

さるまる

作家アリスシリーズの短編集 相変わらずロジカルで楽しめますw 特筆すべきところはありませんが、つまらないとか面白くないわけではなくそこは有栖川さん、高値安定ですw ミステリーファンなら楽しめること請け合いです。

2020/11/03

HANA

少年、夢を追う、学生生活、アンチエイジング。「若さ」をテーマにした短編集。白眉は「アポロンのナイフ」。これ今ちょうど旬の話題だし、Whydunitの傑作じゃないかと。法にそういう抜け道があったとは全く知らなかった。残りも面白かったのだが、「雛人形を笑え」はヒントの出し方が犯人名指し後でちょっとアンフェアな気がしたし、「探偵、青の時代」はホームズの初見の推理みたい。表題作はそれに気が付いた後、膝を打って納得させられた。衣服の使い方は納得できないけど。それにしてもこのシリーズ、二人の掛け合いが楽しいなあ。

2016/03/01

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