あこがれ 続・ぎやまん物語 (文春文庫 き 16-10)
あこがれ 続・ぎやまん物語 (文春文庫 き 16-10) / 感想・レビュー
サンディK32
ライフワークとすべく、取り組んだのであろう、絶筆作品。書き直し構想も相当にあったと聞き及びますが、二巻で終了せざるを得なかった無念さが直に伝わって来る内容。淡々と時代の流れに身を任せるしかない手鏡は、自身の分身であるのは言うに及ばず… 田沼の側室は、米村氏の解説にある通り、最もご自身が反映されている様に思えます。ふと、藤沢周平氏の『漆の実の…』が脳裏に浮かんだのでした。あらためて、合掌。
2017/08/21
大阪のきんちゃん
ぎやまんの鏡を擬人化して、安土桃山~江戸時代を縦横無尽に人物をつないで語る北原ワールド! 歴史資料集みたいだった。
2016/10/05
あんく
時代の流れを見つめるのが、ポルトガルからやってきたぎやまんの鏡というのが面白くて、続編まで楽しく読了。
2016/03/08
Debuchi Satoshi
西洋版つくも神。もうちょっと一人一人の話が長かったら良かったかな。
2016/01/31
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