KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ごはんぐるり (文春文庫 に 22-4)

ごはんぐるり (文春文庫 に 22-4)

ごはんぐるり (文春文庫 に 22-4)

作家
西加奈子
出版社
文藝春秋
発売日
2016-02-10
ISBN
9784167905545
amazonで購入する

ごはんぐるり (文春文庫 に 22-4) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ミカママ

20年モノのコーヒーメーカーやポテトマッシャーの擬人化に笑い、異国での卵かけごはんがいちばんという記述に深くうなずく。少し前まで女流作家に美人ナシと言われてたけど、こんな美しい作家さんが、あんなにあったかい作品描くんやねぇ。あたしもたこ焼き大すっきゃー(笑)

2017/01/08

りゅう☆

「料理が好きだ」から始まる西さんの料理への愛情が詰まったエッセイ。西さんってイランとエジプトに住んでたのね。意外な経歴にビックリ。活字だからこそ実際よりも美味しそうに思えることに大いに納得。旅行中に食べるお菓子はやっぱり勿体ないような、初ひとり寿司のドキドキ感あり、初デート・店・オーダー・得意料理への正解に対するこだわりになるほど~と思ったり、初めて作った出汁のない味噌汁に愛おしさ感じたり、ゼイナブさんとの別れでは涙が溢れそうになったり。ハナコって西さんの実話かな?食べる大切さを改めて実感しました。

2016/10/16

しいたけ

大阪出身でたこ焼き・お好み焼きが大好きなのに、ベタすぎて恥ずかしいという。大阪のお店でたこ焼きを食べるとき、旅行者を装い「ふうん、大阪のたこ焼きってこんな味なんだ」という顔を作るという「その、いらぬ自意識」に大笑い。まっすぐな食への愛と、何だかごちゃごちゃしたところがある西さんの面白さが、紙面いっぱいに溢れている。写真を載せていないところも、「文字」への西さんの絶対的な信頼があらわれていて良い。文庫版には、料理人竹花いち子さんとの対談が入っている。西ワールド、ごちそうさま。美味しかった。

2016/06/07

卵焼き

一気に読了しました。西さんの作品は数冊読了していましたが、エッセイは面白かった。カイロでの生活など、あっと言う間に読み終わりました。

2021/12/22

ホークス

西さんが随所に放り込む「なんでや」とか「やったるでー‼︎」などの突っ込みが心の奥を刺激し、嬉しさの様な笑いの様なものが湧き出す。なんとも人間臭く、可愛く、ポップな言葉とリズム。大阪人だからそう感じるのかもしれないが、とにかくわくわくしてページをめくり続ける。飲み会で手持ち無沙汰になり、つい酒をごくごく飲んでしまうという話は、西さんのその時の気分まで伝わってくる。大阪人は地元の食べ物を素直に好きと言えないというのは人によると思うが、「いらぬ自意識」が原因というのはよく分かる。美味しいという感覚に満ちた本。

2016/06/05

感想・レビューをもっと見る